ミナミヌマエビの色付けと色変わり!体調や環境の変化で色が変わる?

2022年3月26日

ミナミヌマエビの色付けと色変わり!体調や環境の変化で色が変わる?

ミナミヌマエビの色変わり

ミナミヌマエビの体色の色変わりは起こる?

ミナミヌマエビは体調の変化によって色が変わる?

ミナミヌマエビの色付けとは?

ミナミヌマエビの色揚げはできる?

こんなミナミヌマエビの色変わりと色付けに関する疑問についてご紹介いたします。

ミナミヌマエビの体色の色変わりは起こる?

水槽のコケ取り生体として重宝するミナミヌマエビですが、その体色は半透明で地味な印象です。

そんな地味なイメージのミナミヌマエビの体色が色変わりする事なんてあるのでしょうか?

実はミナミヌマエビの体色は飼育環境によって様々に変化します。

ミナミヌマエビには擬態能力が備わっており、周りの環境に合わせて体色を変化させ、外敵から見つかりにくくする事ができるのです。

しかし、ミナミヌマエビの擬態能力はそこまで高くなく、タコなどの生物のように一瞬で体色を変化させることはできません。

ミナミヌマエビは数日かけて徐々に周囲の環境に合わせて体色を変化させていきます。

また、食べ物によっても体色が変化します。

環境や食べ物の影響で変化するミナミヌマエビの体色は実にバリエーション豊かです。

例えば、赤玉土を敷いたメダカ水槽で飼育しているミナミヌマエビは、体全体が若干赤褐色の暗めの色に変化します。

また、コケ生した水槽のミナミヌマエビは鮮やかなグリーンの体色へと変化することもあります。

他にも黒やオレンジ、赤、青など、実に多彩な色合いを見せてくれます。

ですが、このような体色の色変わりは全てのミナミヌマエビに起こるわけではありません。

個体差や環境によって大きく左右されます。

ミナミヌマエビの体色変化が特に起こりやすいのは混泳水槽です。

これに比べてミナミヌマエビだけ飼育している単独水槽の場合は、水草やコケが多い環境でも半透明なままのケースがほとんどです。

この原因として、「擬態は外敵から身を守るために行うものである」という理由が考えられます。

混泳水槽の場合、混泳魚に見つかると捕食されてしまう危険性があるため、体色を変えて周りの環境と同化し身を守ろうとします。

一方、ミナミヌマエビだけの単独飼育の場合だと、外敵のストレスが無いため身を守る必要がありません。

そのため、体色変化がほとんど起こらないのではないかと考えられます。

そのため、ミナミヌマエビの色変わりを促したい場合には、メダカや熱帯魚などの魚と一緒に飼育した方が体色変化がより促されます。

注意点としては、ミナミヌマエビを食べてしまわない大きさの魚と混泳させる事です。

ミナミヌマエビは体調の変化によって色が変わる?

飼育環境や餌の影響を受けてミナミヌマエビの体色が変化することが分かりましたが、他にもミナミヌマエビの体色が変化する原因はあるのでしょうか?

実はミナミヌマエビの体色は体調の変化によっても変わります。

通常は透き通るような半透明の体色をしているミナミヌマエビですが、体調を崩した時にはくすんだ白濁や体色が赤色に変化します。

ミナミヌマエビの体色が赤色に変化する原因のほとんどが水質悪化によるものです。

ミナミヌマエビはアクアリウム初心者の方でも育てやすい丈夫な種類のエビですが、水質悪化には弱い特徴があります。

水槽内に汚れが蓄積し、水が汚れアンモニア濃度が高まると、真っ先にミナミヌマエビが影響を受けて体調を崩し、体が赤くなります。

体が赤くなったミナミヌマエビは元気が無くなりそのまま死んでしまうことがほとんどです。

よって体が赤い個体を発見したら、他のミナミヌマエビも体調を崩してしまう前に、水質をチャックして対処するようにしましょう。

水質チェックでアンモニア濃度の上昇が見られたら、少量ずつ水換えをしてアンモニア濃度を下げるようにします。

この時、一度に大量の水換えを行うのではなく、少量の水換えを毎日行うようにしてください。

一度に大量の水換えを行うと水質が一気に変わってしまうので、これもミナミヌマエビに悪影響を及ぼします。

全水量の1/5以下の量を毎日ゆっくりと交換するようにしましょう。

こうすることで、水質の急変を招く事なく、徐々にアンモニア濃度を下げることが出来ます。

このように、ミナミヌマエは水質悪化で体調を崩した時に赤い体色に変化します。

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しかし、ここで気を付けていただきたいのが、ミナミヌマエビは擬態によっても体色を赤く変化させることがあるという点です。

では、擬態による正常な変化と体調不良による異常な体色の変化はどこで見分ければ良いのでしょうか?

ミナミヌマエビの体色が赤いのが正常か異常かは次の点をチェックして判断します。

  • 赤系統の水草や底砂を使っているか
  • 餌に赤い体色になる成分は含まれていないか
  • 食欲や元気はあるか

ミナミヌマエビは周囲の色に同化するように擬態するため、水草や底砂に赤系統の色が多い場合は赤い体色に近づきます。

また、後で詳しく説明しますが、赤い体色を色揚げする効果のある成分が含まれている餌を多く食べていると、体色が赤っぽくなります。

上記2点のチェックポイントに最低でも1つ当てはまり、なおかつミナミヌマエビが元気にツマツマして食欲がある場合には、それは擬態による正常な赤い体色だと判断できます。

ツマツマする元気が無く、動きが鈍っている場合には水質悪化による体調不良が考えられるので、すぐに対処しましょう。

ミナミヌマエビの色付けとは?

周囲の環境によって体色を変化させることができるミナミヌマエビ。そんなミナミヌマエビを好みの色に色付けする事はできるのでしょうか?

結論から言うと、ある程度好みの色に色付けすることは可能ですが、その色を固定することは不可能です。

ミナミヌマエビは周りの色や食べる餌によって体の色が変わります。

例えば、緑色の水草が多い環境で緑のコケをたくさん食べていれば緑色の体色になりますし、黒っぽい流木などに囲まれた環境で生活していれば黒っぽい体色になります。

また、青色のバケツで飼育すれば青っぽい体色に変化していきますし、カロテノイドなどの赤い体色の色揚げ効果がある餌を食べ続ければ赤い体色になります。

このように、周囲の色や与える餌によってミナミヌマエビの体色を後天的に変えることは可能です。

しかし、このような後天的に色付けした体色を固定して維持することはできません。

あくまで擬態によって体色が変化しただけなので、通常の水槽に戻せば徐々に元の半透明の体色に戻ります。

では、赤や青、黒といった体色を固定化させたミナミヌマエビを作り出す方法は無いのでしょうか?

実はあります。

その方法とは、「突然変異で生まれた色付きの個体を繁殖させて固定化する」と言うものです。

先天的に色付きで生まれた個体を交配させていくことで、赤や青、黒といった体色が固定化したミナミヌマエビを作り出すことができます。

以上のように、後天的に色付けしたものは固定化できませんが、先天的に色が付いた個体を交配させ色を固定化する事は可能です。

もしも偶然に色付きの個体が生まれたら、色の固定化にチャレンジしてみるのも面白いですね。

ミナミヌマエビの色揚げはできる?

擬態する生態を利用して後天的に色付けしたミナミヌマエビの体色を色揚げする事は可能なのでしょうか?

ある程度濃くする事は可能ですが、例えば真っ赤や真っ黒といったように、より深い色にする事は難しいです。

色揚げとはその個体がもつ発色能力を最大限引き出すことを言います。

そのため、半透明なミナミヌマエビと元から赤いレッドミナミヌマエビを色揚げした場合、元から赤の色素が多いレッドヌマエビの方が色揚げ効果が高く現れより赤くなります。

普通のミナミヌマエビもある程度赤さが増すでしょうが、レッドミナミヌマエビと比べるとやはり劣ります。

このように、普通のミナミヌマエビを色揚げしても、元から赤いミナミヌマエビと比べると色揚げ効果はそれほど高くありません。

また、赤系統の色揚げは比較的簡単にできますが、青や黒といった体色の色揚げは少し難しいです。

何故なら、赤系統は色揚げ成分入りの餌を与えれば色揚げできますが、青や黒といった体色は餌での色揚げが困難だからです。

赤系統の体色は、カロテノイドやアスタキサンチン、スピルリナといった色揚げ用の成分が入った餌を与えることで色揚げする事ができます。

これらの色揚げ成分には赤やオレンジといった色素しか存在しないので、色揚げ成分入りの餌で色揚げできるのは赤系統の体色のミナミヌマエビだけになります。

では、青や黒といった体色のミナミヌマエビはどうやって色揚げすれば良いのでしょうか?

これらの体色のミナミヌマエビの色揚げ方法には次のようなものがあります。

  • 青や黒などの色が多い環境で飼育する
  • カルシウムで殻の厚さを増す

青や黒の体色を色揚げしたい場合には、飼育環境にこれらの色を多く配置しましょう。

例えば、水槽の側面と背面を青や黒のシートで囲い、照明を暗めにします。

水槽内には流木を配置して、より暗めな環境を作り出しましょう。水をブラックウォーターにするのも良いですね。

このような環境で青や黒の体色のミナミヌマエビを飼育すると、より深く濃い体色になり色が揚がります。

色の濃さには殻の厚さも関係していて、殻が厚い個体ほど体色がより濃くなります。

ミナミヌマエビの殻を厚く強化するにはカルシウムが必要なので、カルシウム入りの餌を与えたり、牡蠣殻を水槽内に入れたりすると良いですね。

このように、青や黒系統の体色の色揚げを行う場合は、餌の成分だけでなく飼育環境の色合いを変えることが大切です。

また、ミナミヌマエビの色揚げの大前提として、「生体が健康であること」が重要です。

調子を崩すと色が抜けてしまうので、飼育環境をしっかりと整えて健康に育てることが色揚げの基本中の基本となります。

その上で上記の色揚げ方法を試してみてください。

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ミナミヌマエビの色変わりまとめ

  • ミナミヌマエビは擬態してさまざまな体色に変化する
  • 食べ物によっても体色が変化する
  • 後天的な体色変化は固定化できない
  • 突然変異の色付き個体を固体化したミナミヌマエビが存在する
  • 赤系統の体色は色揚げ成分入りの餌で色揚げできる
  • 青や黒といった体色は飼育環境の色合いを変えることで色揚げする

今回はミナミヌマエビの色変わりと色付けに関する疑問についてご紹介しました。皆様のミナミヌマエビ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。Twitterでも情報公開しておりますのでフォローお願い致します。@mizukusasuisou

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