ヤマトヌマエビやミナミヌマエビが赤くなる!?死因と原因対策

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビが赤くなる!?死因と原因対策

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビが赤くなる!?死因と原因対策

死んで赤くなったエビ
死んで赤くなったエビ

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどのヌマエビがある日突然、茹であがったように赤くなって死んでしまうことがあります。

何故そのようになってしまうのか?ヤマトヌマエビやミナミヌマエビが赤くなる原因(死因)についてご説明いたします。

ヌマエビが赤くなる

エビやカニを茹でると赤くなりますが、水槽内でヤマトヌマエビやミナミヌマエビが赤くなって死んでいるような時は茹で上がっている訳ではありません。

エビやカニが茹で上がる理由は高水温ですが、水槽内でヌマエビが赤くなる原因はアンモニアです。

そのメカニズムについて少し踏み込んでご説明致します。

まず、エビやカニなどの甲殻類にはアスタキサンチンと呼ばれる物質が存在しており、β-カロテンやリコピンなどと同じカロテノイドの一種で、タンパク質と結合し、カロテノプロテインとして存在しています。

タンパク質と結合しているアスタキサンチンは黒っぽい青灰色をしていますが、加熱によりタンパク質分子が変性してアスタキサンチンが遊離すると、本来の赤色になるためエビやカニなどの甲殻類を茹でると赤くなるのです。

それではなぜ、茹で上がるような高水温でない水槽内でヤマトヌマエビやミナミヌマエビが赤くなるのでしょう。

それは高水温によるタンパク質の変性ではなく、アンモニアによる変性が起こっているからだと推測されています。

水槽内のアンモニア濃度がヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどの致命傷となる数値よりも高くなるとアスタキサンチンよりもカンタキサンチン組成比の高いカロテノイドが生成されるため、死んでしまったヌマエビが赤やピンク色に見えるのです。

こんな感じでヤマトヌマエビやミナミヌマエビが赤くなって死んでしまうメカニズムを紹介しましたが、簡単に言うとアンモニアが悪さをしているということです。

アンモニアは水槽内のpHや水温とも因果関係があり、pHが7.3を超えた辺りから急激に増加するうえ、水温が高くなると増加スピードに拍車がかかります。

逆にpHを7以下に抑えていればアンモニアはより毒性の低いアンモニウムイオンの状態で存在するため、生体に対して致命傷となりにくいのです。

アンモニアが溜まる原因

アンモニアは餌の食べ残しや生体の糞、生体の死骸などが分解されて生成されます。

そこに濾過バクテリアがしっかり繁殖しているとアンモニアは速やかに亜硝酸へと変わり、その後、さらに毒性の低い硝酸塩へと変わっていきます。

しかし、水槽立ち上げ初期などで濾過バクテリアがしっかり繁殖していない水槽内では分解がスムーズに進まず、アンモニアが蓄積していくのです。

この問題を避けるためには濾過バクテリアの繁殖を促すことと、濾過バクテリアの働き以上の有機物を溜めないことです。

水槽立ち上げ初期は生体の数を抑える、餌の量を抑える、死んでしまったものはすぐに取り出す、定期的な水替えを行うなどとなります。

そして水質測定をまめに行い、pHを弱酸性に保つことと夏場の水温上昇による濾過バクテリアの減少を抑えるためにもエアレーションなどを行い、酸素濃度を高めに維持することも大切です。

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビを飼育する際の底床にも注意が必要で、大磯砂などの砂利はpHが弱アルカリ性に傾きやすい傾向にありますのでソイルを用いて水質を弱酸性に保ちやすくするのも良い方法です。

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