水草が枯れる・溶ける・茶色くなる原因と対策・復活方法

水草が枯れる・溶ける・茶色くなる原因と対策・復活方法

水草が枯れる・溶ける・茶色くなる原因と対策・復活方法

枯れそうな水草
枯れそうな水草

金魚水槽やメダカ水槽・熱帯魚水槽などに入れる水草。カボンバやアナカリスなどは比較的丈夫で育てやすいと言われている水草なのに何故か枯れる・溶ける・茶色くなる・黒ずむ。

そんな水草が枯れてしまう原因と対策、さらには枯れてしまった水草を復活させる方法なども合わせてご紹介いたします。

水草が枯れる・溶ける・茶色くなる

庭に咲く草木であれば枯れた原因は案外わかりやすいもので、明らかに萎れていれば水やりを忘れてしまい水不足、逆に腐るように枯れてしまった時などは日照不足や水の与えすぎなどによる根腐れなどが考えられます。

しかし、水槽や金魚鉢といった水中で育つ水草にとって水不足や水の与え過ぎのような問題は考えにくいものです。

パールグラス
パールグラス

常に水中で生活しているのですから、水不足はまずありえませんし、水の与えすぎによる根腐れも考えられません。水の与えすぎでは無く底砂内の酸欠による根腐れなどは起こす事はありますが。

そうなるとなぜ水草が溶けるようにダメになったり、黄色くなって枯れたりしてしまうのでしょうか。

その理由には園芸植物とは違った生活環境で育つ水草であるが故の理由が存在することもあるのです。

枯れる原因を知るには水草の育つ環境を考える

自然界に於いて水草は人の力を借りずとも生き生きとしていますが、その理由は人が作り上げた環境に水草が合わせるのでは無く、環境に適応した水草がそこに繁殖しているからである事に間違いありません。

逆に環境に適応出来なければそこに存在する事は出来ないはずです。

ロタラインディカ
ロタラインディカ

この事から考えると水草が枯れる=環境に適応出来ていないという事に繋がって来る事がわかると思います。

種類によって生育環境に差はありますが、水槽という人が作り上げた環境に水草を入れる以上、水草が生き生きと成長できる環境を作り上げなければいけません。

それでは水草が生き生きと生長できる環境とはどのような環境なのでしょうか。

私も水草育成を始めた頃は水槽に水草を入れているのだから、水草の調子が悪くなるのは水が古くなった(水質が悪化した)からだと勝手に解釈し、水換えに明け暮れた日々もありました。

しかし、よく考えてみると水草=植物が生長するうえで必要なものは新しい水だけではないはずです。植物である以上、光合成を行いますので水、光、栄養、水温など様々な要因のバランスが大切になってきます。

そのバランスをしっかり見極める事が水草を枯れないように育てるコツなのです。それでは水草導入初期と長期育成に於ける水草に合った環境と問題点を考えてみましょう。

育成初期でダメになる理由と原因

水草が上手く育たないで悩んでいる方の大半はこの初期の時期が多いようです。投入当初、1~2週間は元気に育っているように見えるのに徐々に元気が無くなってくる様な場合は環境が出来ていません。

水草が初めの頃は元気に見えるのは、熱帯魚や金魚などに比べると影響を受けるスピードが遅い為、徐々に弱っていくからなのです。

熱帯魚や金魚は水質が合わなければすぐに弱ってしまう事が多いですが、水草は体内に溜め込んだエネルギーを少しずつ消費しエネルギーが尽きるとやがて枯れてしまいます。

そのエネルギーとは光合成によって蓄えられるもので環境が変わり、光合成が上手くできなくなると徐々に体内のエネルギーを消費する様になり、成長しようとする新芽に古い葉や茎からエネルギーが回され下葉などから色合いが悪くなってきてしまいます。

光合成が上手く出来ない理由として考えられるものが幾つかあり、まずは光の量です。屋外にある草木などは自然に太陽の光を浴びていますので、あえて光を補う必要はありませんが、屋内の水槽ではそうはいきません。

また水中では光の透過率も格段に落ちる為、やはり強めの光を照明などで補ってあげる必要があります。

次に考えられる問題が水温の管理ですが日本には四季があり、季節ごとに気温も変化していきます。外気温の影響を受ける水槽などでは冬の時期には水温が下がり、夏季には水温が上昇します。

庭先の草木もそうですが、気温が低い時期には活動を停止し、気温が20℃から25℃程度になる春先にかけて多くの花々が活動を再開します。

熱帯地方原産の水草も水温が低いと活動が鈍り、適温になると活発に光合成を行う様になりますので、ヒーターなどを利用して水草が活発に活動できる水温を保つことも大切です。

光と水温がしっかり管理できたら水質も気にかけるようにすれば初心者向けの水草の大半は元気に生長するようになります。

水草の元気が無いと肥料不足を懸念して液肥や底砂肥料を施す方がいますが、栄養は水草が光合成をしっかり行えるようになって初めて必要とするものですので、投入当初などのまだ水草が調子を取り戻していない時期に足りない事は考えにくいものです。

ここまでは購入した水草が問題無い場合での話でしたが、水草育成初期に水草が枯れてしまう理由の一つには購入した水草が元々、調子悪いなどという事もあります。

茎が潰れて黒ずんでいたり、根が黒ずんでいたりした場合にはそのまま水槽に入れても回復はしないため前処理が必要になってきます。

枯れてる・溶けてる水草の復活方法

茎が潰れていたり、黒ずんでいる場合にはその部分はカットし健康な部分だけにします。有茎系の水草は節目を3節ほど残してあれば、またそこから根を出しますので問題ありません。

ただ、あまりにも短くなってしまうと成長するための力が弱くなってしまうので気をつけてください。

アマゾンソードのレイアウト
アマゾンソードのレイアウト

アマゾンソードなどのロゼット型水草で根が黒ずんでいる場合には、黒ずんだ場所をカットして植え込むようにしてください。残された根からまた新しい根を出しますので問題ありません。

もし水草自体全体的にあまり調子が良く無いような時には、水面に浮かべておき光が当たりやすいようにしておくと新芽を出しますので、その新芽が伸びた頃にカットして埋め込む方法もあります。

他にも春先から初秋にかけてなら屋外で水上葉を展開させてからその水上葉を水槽に入れるような方法もあります。

この方法は購入した水草にコケが付着しており、あまり水槽に投入したくない時などにも活用できる方法です。

長期育成で調子を崩す理由と原因

立ち上げ時は問題無く成長していた水草が、数ヶ月してからだんだんと調子を崩すような時はまた違った理由が考えられます。

長期育成で調子を崩す原因には肥料不足や水質悪化、底砂内の汚れによる酸欠などが考えられます。

肥料不足の場合に現れる現象は新芽部の萎縮や白化、茎が細くなるなどがあり、この様な症状が現れた時にはその水草にあった肥料を施してあげる事が必要になってきます。

また水草の種類によっては水換えによる水質の急変にて一時的に萎縮や成長が止まる事もありますので、そのような時には水換えの方法を見直してみましょう。

根元の方から腐り出しちぎれてしまったり、色合いが悪くなってくる様な症状の場合には水質の悪化や底砂内の汚れが原因かもしれません。

水質測定をしっかり行い、数値が正常値に保たれるように管理していきましょう。また底砂の汚れに対しても定期的に掃除を行うなどして過剰な汚れがたまらないようにしましょう。

水草の枯れ・溶け・黒ずみに対する復活方法

水草そのものの問題で枯れる場合でも、環境の問題で枯れる場合でも言えることは一度枯れてしまった茎や葉は元には戻らないということです。

よって調子を崩した水草を復活させる方法は新しい芽を出させるしかありません。

その為には、枯れた箇所や溶けた個所は速やかにカットして元気な部分だけにします。枯れた部分や溶けた部分をそのままにしておくと徐々に浸食され、元気な茎や葉まで枯れてしまいます。

元気な部分だけを残した水草を育てていくのですが、水槽内での生育が困難な場合には水上育成や水耕栽培に切り替えます。

水上栽培や水耕栽培の方が太陽光を利用できるので光を確保しやすい、水質の影響を受けにくい、暖かい時期なら温度管理が楽など水草を元気に育てやすい条件が揃いやすいものです。

上手く新芽を出して順調に増えていったら、水槽に戻してみましょう。

水草を上手に育てるコツカテゴリの最新記事