ヤマトヌマエビとメダカの共存・混泳可否・稚魚や卵は食べられる?

ヤマトヌマエビとメダカの共存・混泳可否・稚魚や卵は食べられる?

ヤマトヌマエビとメダカの共存・混泳可否・稚魚や卵は食べられる?

ヤマトヌマエビの混泳

ヤマトヌマエビとメダカは一緒に共存飼育することができるのか?それとも混泳させると食べられてしまうのか?

親メダカが大丈夫でもメダカの卵や稚魚は食べられてしまうのか?そんなヤマトヌマエビとメダカの共存・混泳についてご紹介いたします。

ヤマトヌマエビとメダカの共存・混泳

ヤマトヌマエビとメダカは水温や水質などの飼育環境から言えば、好む環境が似てることから混泳は可能です。どちらも弱酸性から弱アルカリ性までの広い水質に対応し、水温に対してもヒーター不使用の水槽でも問題なく飼育することができます。

それではヤマトヌマエビがメダカを食べてしまうことはないのかなどの捕食対象という視点からの混泳は可能なのか?その点について話を進めていきましょう。

ヤマトヌマエビはメダカを食べるか?

ヤマトヌマエビは雑食性ですので結論から言えばメダカを食べることもあります。

しかし、ヤマトヌマエビがメダカを食べる例は稀でメダカが死んでしまった時や弱ってほとんど動けない時などです。よってヤマトヌマエビがメダカを捕食するのではなく、生体の死骸などを掃除する役割を果たしていると言えます。

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどのヌマエビの多くは魚類を捕食するような性質はなく、体の作りも獲物を捕らえるような作りになっていません。

ヤマトヌマエビはエビ類ですのでツメは持っていますが、獲物を捕まえたり、攻撃したりする武器のようなものではなく、食べ物を摘む箸のような扱いでしかありません。よってメダカを攻撃して捕まえるようなことは出来ないのです。

ただ、ヤマトヌマエビにも個体差があり、弱っているメダカを羽交い締めするように捕まえるものもいますので絶対とは言い切れません。自然の生き物ですので絶対と言うことがないことはご理解ください。

それでも水草水槽のコケ取り生体として頻繁に利用されている実績から考えて生体を襲うリスクは少ないと言えます。仮にヤマトヌマエビがメダカサイズの魚を頻繁に襲って食べる食性をもっているとしたら水草水槽のコケ取り生体としては適正外となっていたはずです。

ヤマトヌマエビはメダカの卵を食べるか?

ヤマトヌマエビがメダカを捕食できないことはご理解頂けたと思いますが、捕食対象がメダカの卵となると話は別です。

卵は水槽の中を遊泳しているわけではなく水草などに留まっていますので雑食性のヤマトヌマエビに見つかってしまったら食べられてしまいます。よってメダカの繁殖を考えるのでしたらヤマトヌマエビとの混泳は不適切であると言えます。

ヤマトヌマエビはメダカの稚魚を食べるか?

親メダカは食べられない、卵は食べられてしまう。それではその中間とも言えるメダカの稚魚はどうなのでしょう。

メダカの稚魚も遊泳力がない時期などはやはりヤマトヌマエビの捕食対象となってしまいます。ヤマトヌマエビはメダカを食べ物として認識していますが、捕らえることが出来ないから食べない。捕らえられる条件が揃えば食べてしまうというのが正解でしょう。

ただ、卵や稚魚にとっては混泳しているヤマトヌマエビよりも実は親メダカの方が脅威なのです。親メダカは水槽内で繁殖した卵や稚魚を食べてしまいますのでメダカの繁殖の際には卵や稚魚は隔離して飼育するのが一般的です。

しかし、屋外の池やビオトープなどで飼われているメダカは自然に繁殖をして数を増やしていきます。その違いは何かと言えば親メダカがしっかり餌を食べられる環境かつ、稚魚や卵が隠れることができる環境であることなのです。

メダカの稚魚や卵を食べられにくくする方法

水草を沢山入れた水槽や水生植物が茂るビオトープなどでは親メダカと稚魚が棲み分けを行うことができるために食べられてしまうことが少なくなります。そのことはヤマトヌマエビに対しても同じで卵や稚魚が隠れる場所を作ってあげることで生存率は大きく変わります。

大きめの容器で遊泳空間を広く取り、水草や水生植物などを沢山入れて隠れ家を増やすことで自然の池や川に似た環境が作り出せます。そのような環境を作り上げることで結果的に稚魚や卵の生存率を高めることができるのです。

ヤマトヌマエビから稚魚や卵を守るために隔離して育てるか、隠れ家を沢山作って生存率を高めながら育てるかは飼育者の判断によるところでしょう。

ヤマトヌマエビ以外のコケ取り生体はどうか

ヤマトヌマエビとメダカの混泳に対してヤマトヌマエビをコケ対策生体として利用し、メダカの繁殖は特に意識していないというような飼育スタイルであればヤマトヌマエビ本来のコケ取り能力の素晴らしさはオススメです。

コケ取り生体にはヤマトヌマエビ以外にもオトシンクルスやサイアミーズフライングフォックス、ミナミヌマエビ、貝類などが知られています。それらその他のコケ取り生体とメダカとの混泳はどうなのか?その点についても一緒にご紹介致します。

まず、ミナミヌマエビはヤマトヌマエビと全く同じような扱いで問題ありません。むしろヤマトヌマエビよりも小さく、コケ取り能力も低いのでメダカを襲うようなことはありません。

オトシンクルスやサイアミーズフライングフォックスはヤマトヌマエビ以上に植物質食性のためメダカには目もくれずコケを食べてくれます。さらにオトシンクルスはガラス面や水草に付着した茶ゴケなどを舐めとるように食べてくれますのでヤマトヌマエビと混泳させることで様々なコケに対応できるようになります。

サイアミーズフライングフォックスはエビ類が食べないようなヒゲ状コケさえも食べてくれますのでオトシンクルス同様にヤマトヌマエビやメダカとの混泳にも向いています。