ウィローモスの成長スピードを高めるために大切な5つの要素

ウィローモスの成長スピードを高めるために大切な5つの要素

ウィローモスの成長スピードを高めるために大切な5つの要素

ウィローモス

ウィローモスがなかなか成長しない。成長はしているけれど成長スピードが遅い。どうしたらウィローモスを元気に育てて綺麗なレイアウトを完成させることができるのか?

そんなウィローモス育成と成長スピードの疑問について大切な5つの要素をご紹介いたします。大切な要素を抑えることでウィローモスの成長スピードを高めることは可能です。

光の量とウィローモスの成長スピード

まず一つ目の要素はどの水草にも言えることですが、ウィローモスが求める光量をしっかり供給することです。

ウィローモスはパールグラスやリシアなどの気泡を沢山付ける明るい水草とは違い強い光(照明)を必要としません。しかし、必要最低限の光が足りなければ光合成に支障をきたす為、やはり成長スピードは遅くなります。

水槽内にウィローモス以外の水草(有茎系水草など)が植えてあり、それらの水草が問題なく光合成を行っていれば光量は足りているでしょう。逆に水槽内の水草全てが調子悪いようでしたら照明の光量不足が原因かもしれません。

二酸化炭素添加で成長スピードを高める

光量と並行してしっかり管理したい項目の一つが二酸化炭素の供給量です。ウィローモスは「二酸化炭素の添加をしなくても育てることができる水草」としてよく紹介されていますので誤解されやすいのですが、二酸化炭素を必要としないわけではありません。

あくまでも他の多くの水草に比べると二酸化炭素を必要とする量が少ないだけです。ウィローモスも植物ですので光合成のために光と二酸化炭素は必須です。

しっかりとした照明を設置して光量を確保できていても二酸化炭素が不足すれば光合成は活発に行われません。

二酸化炭素が不足しやすい水槽の例としては多くの水草が植えてあるのに二酸化炭素の添加をしていない水槽や水換えの頻度が低い水槽です。

逆に二酸化炭素が不足しにくい水槽とはアヌビアスやウィローモスなどの成長スピードの遅い水草のみの水槽や水草の数が少ない水槽です。さらに水換え頻度の高い水槽も二酸化炭素が不足しにくい傾向にあります。

水草の数が少ない水槽や成長スピードの遅い水草のみの水槽は二酸化炭素の供給という観点からすれば、二酸化炭素は不足しにくくなります。

しかし、水槽内の光合成量が少ないため水質浄化能力が低く、水質が悪化しやすいというデメリットがあります。よって理想としてはある程度の量の水草が植えてある水槽で頻繁に水換えを行うようにすることです。

もし、現状の水換え頻度が週に1回3分の1程度の水換えでしたら、毎日5分の1程度の水換え方法に変更してみてウィローモスの成長スピードの変化を確認してみると良いでしょう。

頻繁な水換えは水質浄化と豊富な二酸化炭素の供給という二つのメリットがあります。この作業を継続してウィローモスの様子を確認し、変化が見られなければ次の要因を確認してみましょう。

ウィローモスが必要とする栄養

光量、二酸化炭素量ともにウィローモスの成長に問題ないとすれば次はウィローモスが必要とする栄養について考えてみましょう。

水草というカテゴリでひとまとめにされることが多い為あまり知られていない事実ですが、ウィローモスはコケ植物に属する為、他の水草とは多少成長の仕組みが変わってきます。

まず、コケ植物であるウィローモスには根がありません。流木などに活着できるのは仮根と呼ばれ、正確には根ではないので栄養を吸収することはできません。よって根の成長に必要な栄養は必要ないのです。

さらにコケ植物の特徴として窒素とリン、カリウムのバランスがとれていなくても吸収することができるのです。特に根の形成に影響を与えると言われているカリウムはほとんど必要ないとされています。

また、窒素やリンに対してもたくさん必要とするわけではないので貧栄養環境でも育つことができるとされています。

そのためウィローモスがうまく育たないからと言って水草の肥料をたくさん投入するようなことはしない方が良いでしょう。過剰な栄養分はコケの発生につながってしまいます。

また、カリウムの種類によっては添加によって硬度を高めるものもあります。ウィローモスは硬度の高い水質が苦手なためカリウムの添加により調子を崩すこともあります。

もし、有茎系水草などを沢山育成していてカリウムの添加が必須な時には硬度に影響を与えない種類のカリウムを添加するようにしましょう。

砂利や石組み水槽では成長スピードが落ちる

硬度が高いとウィローモスの成長が鈍るという話をしましたが、その典型的な例が大磯砂などの砂利系の底床を使用した水槽や石組みレイアウト水槽などです。

ウィローモスは流木に活着することにより自然な水景を作り出すという理由だけで流木レイアウト水槽によく使用されているわけではなく、石組みレイアウトでは育ちにくいという理由もあるのです。

石組みレイアウト水槽でウィローモスを育てる時は水換え頻度を高めにして水質を維持するか、硬度の変化があまりない種類の石を利用するようにしましょう。

成長スピードに影響するウィローモスの量

ウィローモスは葉が小さく密集しているため他の水草に比べて「汚れがたまりやすい」、「通水性が悪くなりやすい」などの面があります。

汚れが溜まればそこに光が当たらなくなるので光合成が阻害されます。さらにコケの発生原因にもなってしまいます。よって定期的にウィローモスの掃除をしてあげることで汚れを溜めないようにしましょう。

また、植栽時からまとめて植えてしまうとそのような問題に陥りやすいですので植栽時には少なめ、薄めを心掛けて流木などに巻きつけるようにするとトラブルに見舞われにくくなります。

流木に巻きつける際に沢山巻きつけてしまうと影になったウィローモスが枯れてしまうこともあります。ウィローモスがなかなか活着しない=成長スピードが遅いと感じている方はもしかしたらこの問題に当てはまるのかもしれません。

ウィローモスの葉一枚一枚にしっかり光が当たるかを意識しながら巻きつけるようにしましょう。その結果、光が当たってしっかり光合成ができる、活着スピードが早まる、汚れも溜まりにくい、通水性も高まる、コケも生えにくいなど様々なメリットがあります。