水草の植替え・レイアウト

水草が育つled照明の選び方!光合成に役立つおすすめライトは?

2023年2月19日

水草用の照明は種類も多く何を選べば良いのか?とても悩むところかと思います。

今回は【水草が育つled照明】の選び方のポイントをお伝えしていきます。水草照明には底床のすみずみまでキレイに照らす、ただ明るいだけの照明もあります。

水景じたいは美しく見えるかもしれませんが、水草にとっては適正光量から外れてしまうと逆に害になる場合もあります。また、それ以外にも水草育成の条件として太陽光に近い波長を多く含む照明ほど水草が良く育ちます。

co2を始め他の設備が整っていても、育てる水草の種類や特性に照明が合っていないと水草育成も難しいものになってしまいます。よって初心者の方でも分かりやすいように、要点を押さえながら光合成に役立つおすすめライトも同時に紹介していきたいと思います。

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水草が育つled照明の選び方

照明選びは水槽のサイズや予算・用途によっても変わってくるかと思いますが、水草が効率良く育つ照明選びのポイントを順番に押さえていきましょう。

照明には、lm(ルーメン)・K(ケルビン)・演色性・光のスペクトルなどが表記されています。

lm(ルーメン)とは?明るさを表す単位でこの数値が大きいほど明るく見えます。そしてK(ケルビン)とは?色の見え方になります。

例えば、ケルビンの数値が低いと赤っぽく見え、高いと青っぽく見えます。下記画像を参照して頂くと分かる通り、蛍光灯や太陽光などが約6000ケルビンでちょうど中間の中白色っぽい色になります。

色温度K(ケルビン)

例えば海水魚レイアウトに使われるケルビンの数値は比較的高く、多いものだと20000ケルビンくらいあるものもあります。このケルビンが高くなるほど下記画像のように青っぽく見えるわけです。

海水魚水槽

よってこのケルビン数は、ライト点灯時にはどんな色合いに見えるのか?と言う参考値になります。

そして、水草育成に密接の関係してくる波長(スペクトル)です。光の中には様々な色の波長があり、その中でも水草育成に有効な波長が青や赤の波長になります。

スペクトルの一例↓

rgbライトの波長例

一般的には水草に必要なメインの波長は【青や赤】と言われてきました。しかし現在では【青や赤】だけでなく、【緑や黄色】の波長も【青や赤】ほどではありませんが植物が吸収し光合成に使用されている事も研究で分かっています。

青・緑・赤すべての色が入っているRGBライトは、水草水槽にとても有効だと言う事にもなりますね。

青・特に赤の波長が多い照明を選ぶ

例えば太陽の波長を例に取ると、太陽光は白い光に見えるかもしれませんが、実際には黄、緑、青、赤、など様々な波長がほどよく混ざり合い私達の目には白い光として見えています。水草の生長を促すには、太陽光のように多くの波長を含んでいる照明が理想です。

太陽光は、日中は下記画像のようなスペクトルになりますが夕方になると青の波長はやや減り赤の波長がさらに増えます。

引用画像 太陽のスペクトル
参考URL:KLV株式会社

LEDライトはただ白だけのものもあれば、白に青や赤が混ざったもの、さらには青・赤・緑が入ったRGBライトなどがあります。

大切なのは、光合成に一番必要な波長(・特にの波長)がどれだけ多く入っているか?が重要です。

光合成に有効な波長は400~700 nmまでの波長ですが、その中でも【450nm前後の青い波長】と【660nm前後の赤い波長】が一番光合成に有効な波長であると言う研究結果があります。

また新しい研究では400~700 nmの間にある緑色黄色などの波長も植物の生長に何かしら影響している事も分かっています。とは言え、基本的には緑の波長よりも一番多く利用される波長はの波長と言う事になります。

各照明のスペクトル図(波長をグラフで表したもの)は、照明のパッケージや公式HPなどを見る事で確認できます。しかし中には、波長の公開をしておらずスペクトル図を確認できないものもあります。

ライト選びの際は、スペクトル図などを参照して頂き【・特にの波長】がどれだけ入っているか?もライト選びの参考の一つにされると良いでしょう。

青の波長は、茎をしっかりと太くし肉厚な葉にし、赤の波長は、光合成に欠く事ができない重要な波長です。また緑の波長の効果としては光合成に影響するだけでなく、緑系の水草を超キレイに見せる効果があります。

育てる水草に合ったlm(ルーメン)を選ぶ

アクアリウム水槽

次にlm(ルーメン)明るさですが、上記でも少しふれたようにルーメンの数値はただ高ければ良いと言うものではありません。

育成水草によっては吊り下げ式にして照度を調整したり、水草を植える場所を照明の直下ではなく影に移動するなどの対策をする事で陰性水草などの育成も可能になります。

陰性水草に高光量を当ててしまうと、葉の色素が消失し葉焼けを起こしてしまいます。また一度抜けた色素は元に戻りませんので、見栄えも悪くしてしまいます。

育成する水草に合わせて、ベストな照度になるようレイアウトで調整していきましょう。

もしくは調光可能な照明も便利でお勧めです。波長だけでなく光出力を(0~100%)まで調節できるものも多く存在しますので、有茎草の場合は出力高め・陰性水草の場合なら出力低めで設定する事で有茎・陰性どんな水草にも対応しやすくなりレイアウトしやすくなるメリットがあります。

演色性が高い

演色性の例

演色性は見え方を数値に表したもので、基準としてはRa100を太陽光としています。演色性(えんしょくせい)の数値が高いほど水草が綺麗に見えます。

水草照明の種類

蛍光灯

ひと昔前までは、蛍光灯が主流でした。蛍光灯の特徴は何と言っても、やわらかく優しく包み込むような光で光合成に必要な赤い波長も含んでいるので有茎草などの水草も超キレイに育っていました。

下記は蛍光灯のスペクトル(波長)ですが、赤い波長がしっかりと入っているが分かりますね。

引用画像 蛍光灯のスペクトル
参考URL:KLV株式会社

また、蛍光灯は自分で球を交換できるため自分の好きな色温度(ケルビン)にしたり赤とか青とか好きな色の球につけかえ水草が育ちやすい波長にする事ができるメリットがありましたね。

蛍光灯の光は散光なので明暗が出づらく水槽全体が明るくなるのも特徴です。

デメリットとしてはライト本体が大きくごっつい物が多かったり、本体に熱をもちやすく消費電力も高めで寿命も短かかったです。そして、今は交換球を探すのも難しいと言うのも現状にありますね。

よって蛍光灯じたいは先細りになりはしましたが、 現在では蛍光灯寄りのledもあります。

メタルハライドライト

メタルハライドライトは光の直進性が強く、流木などレイアウト時の影がとてもキレイに演出できます。

またメタルハライドランプはとにかく明るく、水面が波打つたびに底砂や天井がキラキラとゆらぐのも最大の魅力でもありメタハラの特徴と言えますね。

また、お部屋の電気を消した時も同様に、底床と天井の揺らぎがたまらなく幻想的で美しくかなり人気があったライトです。

デメリットとしてはメタハラのような直進性のある光は、有茎草を育成する場合は下葉が上葉の陰になりやすいため有茎草などの水草は間延びする傾向ありました。

さらにW数も大きく高出力のためライト本体に熱を持ちやすく、これにより水温が2~3度上がってしまう事もあり電気代もかかってしまいます。

このように、メタハラに限った事ではありませんがやはりメリットもデメリットも同時に存在します。しかし、現在すでに主流となっているLedライトの中には、メタハラの魅力を堪能できるようにメタハラよりのled照明もあります。

メタハラ好きの方は、メタハラ寄りのLed照明を選ばれるのも良いかもしれませんね。

ledライト

次にledライト(発光ダイオード)です。w数が低くても、lmが高いものも多く、何と言っても長寿命で電気代が抑えられるメリットがあります。

ひとくくりにLEDといってもメタハラや蛍光灯に近いLEDも出てきていますし、水草育成にも特に問題ありません。

これから先も、ledライトはどんどん進化して行く事でしょう。

◆蛍光灯の特性に近いLEDライト


例えばステック系のLED全般は蛍光灯に近く、ふわっと散らばるような光で水槽全体を優しく包み込むような優しい光が特徴です。

ほんの一例ですが、下記のような製品がスティック系のLEDになります。

【ゼンスイ ナノレベル600】【クリアLED POWER Ⅲ】【フラットLEDツイン】【マルチカラーLED 】【テトラパワーLEDプレミアム】などです。

他には、ADAさんが出している【ソーラーRGB】などもスティック系のledライトは、ほぼ蛍光灯に近い性質でふわっと明るい光が特徴の散光系のLED照明になります。

光が水槽全体にフワッと広がるので、有茎草も横にほふくしながら這うように密になり群生します。

◆スティック系LEDのデメリット
スティックライトのデメリットは、やはり照射範囲が120度ていどと狭い事にあります。しかし、このように光が弱くなりがちな底床には陰性植物を植えるのもおすすめです。そして、水草を本格的に育てたい場合や草原レイアウト、そして有茎草などを育てる場合などは1灯では難しいので2灯以上は必要になります。
*しかし陰性水草なら1灯でもOKです。またスティックledライトは、メタハラのような独特な揺らぎ感(キラキラ)はありません。

◆メタハライドライトの特性に近いledライト

【アマテラス】や【ラディオン】、海外製だと【ケッセルA360A】【AI prime FW】のような1点で照射するようなライトは、影などの明暗をつけやすく水面の揺らぎも特徴です。

ただし、影になるような場所に赤系の水草を置いてしまうと、赤系の水草も緑っぽくなりやすいのでレイアウトの際は注意しましょう。

光合成に役立つおすすめ水草育成用ライト

数ある水草育成用ライトの中でも、特に光合成に役立つおすすめのライトを厳選しながら紹介させて頂きます。ledライトは数か月~数年おきにバージョンアップされていきます。よって今後もどんどん性能の良いledライトが生み出されていく事でしょう。

よって、これらの内容は随時更新し経過を見守っていく予定です。

AMATERAS LED 20W(アマテラス)

【AMATERAS LED 20W】

【照度】18,050lux
【Lumen(光束) 】 2098lm 
【 色温度 】  約5900K
【 演色評価指数 】Ra97 
【 推奨照射距離 】 40cm~150cm
【PPFD】406μmol/m2s
【重量】295g
【価格 13600円】
【寿命】30000時間


定格寿命 約7年(1日12時間点灯)~約10年(1日8時間点灯)

【AMATERAS LED 20W】は、直進性でビーム性が強く太陽光に近い演色性を意識した人気のledライトになります。

そのため、水草の育ち方もより自然に近い形で生長をし良く育つのも特徴ですね。また、植物や水草などもとても綺麗にみえます。

水槽適応サイズは45㎝になります。お値段も比較的リーズナブルで、水草も大変良く育ちます。そう言う意味では、初心者の方を始め幅広いアクアリストの方にも支持されているお勧めの人気ledライトになります。

スペクトル図はメーカーさんが公開されいる下記の画像をご参照下さい。

引用画像 アマテラス スペクトル
参考URL:BARREL

TSUKUYOMI LED 20W(ツクヨミ)

【TSUKUYOMI LED 20W】

【照度】21,690lux
【Lumen(光束) 】 2098lm 
【 色温度 】  約4000K~5000K
【 演色評価指数 】Ra97 
【 推奨照射距離 】 40cm~150cm
【PPFD】507μmol/m2s
【重量】350g
【価格 13600円】
【寿命】20000時間

こちらの【TSUKUYOMI LED 20W】は最初に紹介させて頂きました【AMATERAS LED 20W】の次に販売されたledライトになります。

アマテラスととても良くにていますが、それぞれの違いとしては赤い波長がツクヨミの方がやや多めに入り改良点が見られます。ただややスペックが上がった分、寿命がツクヨミの方がやや短くなっている点が気になりますね。

どちらのライトも太陽光に近い波長で、水草の育ちが良く人気のledライトになります。

ゼンスイ ナノレベル600

【ゼンスイ ナノレベル600】

【Lumen(光束) 】4000 lm 
【 色温度 】  約8540K
【 演色評価指数 】87Ra 
【 本体重量】700g
【消費電力】36.2w
【照射角度】120度
【寿命】40000時間

引用 ナノレビル
参考URL:ゼンスイ


【ゼンスイ ナノレベル600】も、基本的に光合成に必要な波長がしっかりとありますので赤系の水草でも非常にキレイに育ってくれます。ledライトじたいは蛍光灯系に近く、散光型のledになり本体でon,offするタイプです。

ナノレベルは、水槽の適合サイズも30~120㎝サイズまで用意されているので、自分の水槽のあったサイズを選ぶ事もできます。lm(明るさ)も4000あるので、有茎草もしっかりと育ち赤色もキレイに見えます。

led照明の中では、毎回上位に食い込む人気のライトで個人的にも超おすすめのライトです。

Twinstar S-line 600

【カミハタ Twinstar S-line 600】

ツインスター スペクトル図

【Lumen(光束) 】3500 lm 
【 本体重量】1.24kg
【消費電力】44w

上記で紹介されて頂いたナノレビルに似ているledで、水草が必要とする波長もしっかりと入っていますので水草も良く育ちます。

適合水槽サイズは、60㎝と90㎝タイプがあります。

ツインスターledは、韓国で生産されている製品ですがカミハタさんが代理店となり販売されています。

波長は上記で紹介した【nano-levil】に良く似ています。あまり大きな違いはありませんが、若干ツインスターの方が赤の波長がやや多く見ためのデザインがスタイリッシュでお値段がツインスターの方が高めといったところでしょうか?

ナノレビルかツインスターも大きく大差があるわけではないので、あとは予算とも兼ね合いですね。

マルチカラーLED 600

【マルチカラーLED 600】

【適用水槽サイズ】60~70㎝
【Lumen(光束) 】1800 lm 
【 色温度 】  約7000K
【 演色評価指数 】Ra93.2 
【消費電力】24w
【重量】345g
【寿命】50000時間

引用 マルチカラーled
参考URL:ゼンスイ

次に【マルチカラーLED 600】は、水草も良く育ち水槽内の水草や生体もとても美しくに見えます。

このライトの特徴は、やはり自由に【調光】できる点が大きなポイントです。

高スペックではないですが、付属のリモコンで操作で5色(0~100%)の出力設定が可能になっています。調光できてこのお値段なのは、非常にリーズナブルでおすすめです。

初心者を始め、幅広い層に支持されているライトであるのも分かる気がしますね。

育成水草に合わせた調光ができるので一つの照明で、海水・淡水・有茎草・陰性水草などシーンに合わせた育成が可能になります。

アクアスカイRGB 

【アクアスカイRGB】

【照度】23000lux(10㎝直下)
【 色温度 】  約9000~12000K
【消費電力】40w
【寿命】30000時間

下記のスペクトル図からも分かるように、青・緑・赤の波長がしっかりと入っています。RGBライトとい言えば、この【アクアスカイRGB】や【ソーラーRGB】が有名ですね。

生体や水草の色もキレイに引き立ち、水草も良く育ちます。これらの製品はADAさんの特約店のみでの販売になります。

引用画像 ADA
参考URL:ADA

ソーラーRGB

【照度】21000lux
【Lumen(光束) 】 3000~3500lm 
【 色温度 】  約9000~12000K
【重量】2.6kg
【消費電力】130w
【寿命】30000時間

お値段は水準的にはかなり高くなりますが、文無しの人気のledブランドになりますね。生体や水草の色もキレイに引き立ち、水草も良く育ちます。これらの製品はADAさんの特約店のみでの販売になります。

Radion XR15FW

【Radion XR15FW】

【照度 PPFD】専用アプリで調正
【 色温度-K 】 専用アプリで調正
 ◆blue/cw/ww/lime/green/red/等のフルスペクトル
【power-出力】0~100まで調整可能
【本体サイズ】幅18㎝×奥行き18㎝×高さ3.5cm
【消費電力】90w
【メーカー小売希望価格】45000円

引用 radion-xr15fw
参考URL:ecotechmarine

【Radion XR15FW】は、フルスペクトルledでライトを使用するユーザの意見や長きに渡り蓄積されたデータをもとにたどり着いた育成ledライトになります。

エコテックマリンが販売しているled照明で、点灯した時のイメージとしては少し黄色みがかった色をし太陽光に近い印象になります。

アプリで光量やスペクトル(波長)・シーン(午前・日中・夕方・消灯前)など自動で切り替えできます。

スマホにアプリを入れる事で、無料ですべてを一元管理する事が可能です。スペクトルも太陽光のスペクトルにも類似しているので水草が良く育つのも納得です。

また、このような製品は例えばスマホのように、この先もずっと無償でアップデートがされていく点も大きなメリットでもあり時代の流れに上手く乗っていく事もできる事でしょう。

老舗メーカーなだけに、昔から【Radion】使われている方も多くこれからも安心して使用していけるledライトになっています。

海外製のライト

実は海外メーカーの方がledライトじたいもかなり進化し、値段もリーズナブルなライトが多く存在しています。中でも、やはり水草にとても有効と言われるUVAが入ったものや調光可能なLEDライトが主流になっています。

調光できるledライトは日本にもありますが、wi-fiに接続しアプリを入れ自動管理できてしまえるのは本当に便利です。日本にも優秀なライトは存在しますが、やはりアクアリウム発祥の地だけありスペック一つとっても海外LEDの方が一歩リードしている印象ですね。

その中でも、人気の海外製品に少しだけふれていきましょう。

Chihiros シリーズ

Chihirosシリーズは、日本ではラボックと言う会社が正規代理店になっています。

◆Chihiros WRGBⅡ
◆Chihiros WRGBⅡ PRO
◆Chihiros WRGBⅡ SLIM
◆RGB VIVIDⅡ

RGBライトと言えば日本製(ADA社)の製品が有名ですが、Chihiros製品は中国製品ではあるものの、ADA社に続くRGBライトとして一躍脚光を浴びました。

ただし気になる問題点もあり、chihiros製品は消費者に何の告知もなしにダウングレードされていたと言う事実があります。

その内容とは、従来まであったメモリー機能(バッテリー基盤)が知らない間に削除されていた?と言うものです。上記に記載した製品のかなり古いlotのものであれば問題ありませんが、現状としてはバッテリー基盤がないものが普通に流通してしまっているようです。

これによりどんな不具合が起こるのか?と言うと、例えば一瞬でも何らかの要因により電源がオフされた場合・・・。

従来製品であれば内臓されているメモリーが過去の設定を記憶するので問題ありませんでした。再度電源が入ればこれらの設定も有効になるのですが、メモリーを記憶する基盤がが削除されたため電源off時には過去の設定がリセットされてしまうわけです。

一度電源が遮断されると、設定した時間にタイマーがon/offになりません。自分もそうなのですがアクアリストの多くの方は、タコ足配線を使用されてる方が多いかと思います。

しかし、タコ足配線は電力の供給が不安定なのでchihirosライトが瞬間的に電源offになる不具合があるようです。解決策として、出来ればタコ足は使用しないでコンセントに直差しすると良いと言う情報を海外製ライト専門店のKAPURA AQUAさんが助言されていました。

ダウングレード前の製品は問題ないようですが、ダウングレード後に購入された方には残念なお知らせです。

ダウングレードに踏み切った理由としては、やはり経済的な理由が大きく、輸送による問題や基盤の元となる材料の物価上昇や円安高値更新などですね。

良品と言われていたChihiros製品でしたが、何の報告もなくダウングレードされた一見は消費者としては見逃せない事実と言えます。

ただ、Chihiros製品は定期的(2~3年に一度くらい)に製品アップグレードされていますし、コスパ面や性能などメリットも多い製品なので今後の改良(アップデート)に期待したい部分もあります。

これから購入を考えている方は、かなり前のダウングレード前の製品を探されるか?不具合がなくなってから次回アップグレード後の製品を慎重に吟味されてから購入された方が良いかもしれませんね。

chihirosシリーズは、水草や生体の色が非常に引き立ち、水景が超美しく見えるライトなので自分も大好きなledライトの一つです。また調光機能もあるので本来であれば非常に押し製品ではあるのですが、このような一件もありますし製品紹介は改善が見られてからにさせて頂こうと思います。

進展が見られましたら、またこちらにて御報告させて頂く予定です。

AI Prime reshwater 16FW

【推奨水槽サイズ】30~60㎝
【カラー】ホワイト/プラック
【照度】   専用アプリで調正
【 色温度K 】6色-専用アプリで調正
【power出力】0~100まで調整可能
【重量】430g
【本体サイズ】幅12.4㎝×奥行き12.4㎝×高さ3.4cm
【消費電力】55w

引用 AI Prime Freshwater 16FW
参考URL:LSS Laboratory

【AI Prime Freshwater 16FW】は、ビーム状の光が出るタイプでメタルハライドライトに近い性質を持っているライトになります。メタハラ寄りのライトなので直進性があり流木などレイアウトの影が自然な形でキレイに出るのも特徴ですね。

このように明暗が出るライトは、有茎草だけでなく陰性水草の育成にも向いています。

スペクトルは5色(0~100%)、シーン別・段階的に自然に明るくなる機能・タイマー機能など専用アプリを入れる事でスマホでコントロールが可能になっています。

本体も15㎝ほどでとてもコンパクトサイズなのにも関わらず、吊り下げて照射範囲を調整すれば60㎝水槽(レギュラーサイズ)まで対応しています。

メタハラ好きな方におすすめのledライトですね。

Kessil A360 Tuna Blue

【Kessil A360 Tuna Blue】は直進レベルが最強なので限りなくメタハラに近く、底床でキラキラ輝き揺らぎ感が超美しいのもこのkessilの特徴でもあります。

専用のコントローラで色温度の変更が可能です。

海外製品のライトですが、故障時にはアフターフォローや部品、修理交換など心配になるかと思います。しかし基本的には、実際に海外と直で取引する訳ではなく国内には仲介役として日本代理店が入っています。不具合など、もし何かあった際には最寄りの代理店にお問い合わせください。

まとめ

水草育成にはただ明るいだけのライトではなく大切なのは水草の特性に合った適切な光量であったり、太陽光にできるだけ近い波長(青・特に赤)を多く含んでいる事が大切だと言うお話をさせて頂きました。

まとめると、小型~45㎝までの水槽では、ナノレビル、ツインスターやアマテラス、ツクヨミなどがお勧めledライトになります。もしこれより大きい60㎝以上の水槽であれば、ライトの数を調整する事でどんなサイズの水槽でも使用可能になります。

今回ご紹介させて頂いたledライトの中でも、一番リーズナブルなライトはアマテラス、ツクヨミ、ナノレビルなどになります。

またアマテラス・ツクヨミのように1点照射タイプではなく、ナノレビルのようにスティックライト1灯だけ使用するの場合は、ライトを水槽の前方に置くのか?後方に置くのかによっても違います。

前景草だけしか植えない場合や、前景、中景、後景のような王道レイアウトであれば、前の方に1灯置くのがベストです。

そして、やはり全体を照らしたい場合はステックライトの場合でしたら照射各が狭くなるので2灯は必要になります。

60㎝レギュラー水槽よりも奥行や高さのある水槽の場合も、ステックライト1灯では厳しい場合があるかと思います。その場合も、やはり2灯以上設置されると良いですね。

上記はスティックledライトを例にしましたが、そうではなくソーラーRGBのような水槽の水面を覆うようなライトの場合でしたらどの場所にも光が当たりやすく底砂までまんべんなく照らしてくれるメリットがあります。

60㎝水槽で、奥行高さ45㎝くらいの水槽であればソーラーRGBを選択肢に入れられても良いかもしれませんね。このようなライトは、有茎草なども間延びしないで横に這うようにキレイに群生する傾向があります。

また、今回紹介させて頂いたledライトの中には1点で照射するアマテラス、ツクヨミやラディオンなどがありますが、これらのメリットとしては明暗をつけやすかったり水面の揺らぎが特徴になります。そして、レイアウトしだいでは有茎草だけでなく陰性水草にも向いています。

有茎草のように強い光を好む水草はできるだけ光量の多くあたる上層にレイアウトし、影になる部分には陰性水草と言う感じですね。影が弱くなる場所に赤系の水草を設置してしまうと、赤くならず緑っぽくなってしまいます。

そして、陰性水草の場合は、吊り下げて高さを上げる事で光量を下げたり、流木や石などのレイアウトで影になるような場所を作ってあげると良いでしょう。

光量はこのようにレイアウトによっても調整は可能ですが、調光可能なライトであれば、波長(スペクトル)や出力を調整できるので有茎草や陰性水草どちらの育成に関しても管理が楽になります。

例えば水槽内にコケが出た時などでも、出力(0~100%)を抑えるなどして対応しやすくなる利点もあります。

最終的にはledライトで全体を明るく照らしたいのか?1点で照射し自然な感じにしたいのか?有茎草メイン?陰性水草メイン?もしくは両方?蛍光灯寄り?メタハラ寄り?水槽内の見ため、そして予算などが考慮される点です。

ledライトはとても奥が深いので初めは悩む事も多いかもしれませんが、ぜひ御自分に合った好みのledライトを見つけて頂ければと思います。

またライト点灯に関しては、タイマー設定で決まった時間にon,offさせるのがお勧めです。

この度の情報が少しでも参考になりましたら、幸いです♡

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