ヌマエビの脱皮頻度と前兆 色が白い・動かないのは脱皮の前兆!?

ヌマエビの脱皮頻度と前兆 色が白い・動かないのは脱皮の前兆!?

ヌマエビの脱皮頻度と前兆 色が白い・動かないのは脱皮の前兆!?

ヤマトヌマエビの脱皮の前兆
出典元 @aquaristEBICHAN 

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビの脱皮理由から考えられる脱皮頻度や脱皮の前兆としてみられるヌマエビの行動や状態についてご紹介いたします。

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどの甲殻類は脱皮を繰り返して成長していきますが、脱皮頻度が高すぎることはあまり良いことでは無いこともありますので注意が必要です。

ヌマエビの脱皮の理由と脱皮頻度

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビが脱皮をする理由には大きく分けて二つあり、順調に成長していく過程で起こる脱皮と水質の変化によって起こる脱皮があります。

順調に成長していく脱皮とは稚エビから大人のエビに成長していく中で殻が窮屈になり、脱皮して新しい殻を形成していく過程で起こるものです。外敵から身を守るための殻は硬いため成長とともに脱ぎ捨てなければなりません。それがヌマエビの脱皮です。

稚エビの時は体が大きくなるスピードが早いために2、3日おきに脱皮すると言われています。大人のエビになるにつれて脱皮の頻度は少なくなり、1ヶ月に1回程度となっていきます。これがヤマトヌマエビやミナミヌマエビの理想的な脱皮周期ですが、脱皮のもう一つの理由である水質の変化が起こると脱皮の頻度が高まることがあります。

ヌマエビは水質の変化を感じて繁殖を迎えるとも言われています。そのため水質が大きく変わると脱皮を行い繁殖に備えるとされています。よって大量の水換えを頻繁に行うと過剰に反応してしまい、その結果脱皮の頻度が高まってしまうのです。

ヌマエビの脱皮は想像以上の体力消耗とリスクを伴います。ヌマエビは脱皮をするために二酸化炭素とカルシウムを取り込み体内で炭酸カルシウムの殻を形成するとされています。短期間に体内で殻の成分となるものを頻繁に生成すればそれだけ体力の消耗が激しいことは安易に想像できるものと思います。

また、エビの脱皮直後は一時的に殻が柔らかくなっているため、魚に食べられやすかったり他のエビに攻撃されることもあるので注意が必要です。さらに体力の消耗により脱皮後に死んでしまうことや脱皮不全を起こすこともありますので過剰な脱皮をさせないような管理が必要となってきます。

そのためには常に水槽の水をきれいに保ち、且つ急激な水質の変化を起こさないようにすることです。水換えは回数を増やし、1回の換水量を少なくするなどして水質の変化を極力抑えるようにしましょう。また、水質の悪化を遅らせるために餌の量を抑えたり濾過フィルターの能力を高めるなどの配慮も必要となってきます。

ヌマエビの色が白いのは脱皮の前兆

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビの脱皮前には必ずそれなりの前兆が現れます。水槽内を泳いだり動き回らなくなり水槽の底に留まるようになります。餌にも反応しなくなり食道にも食べたばかりの餌がなくなり透明になります。

脱皮の準備に入ると前足をツマツマするような仕草はなくなり、お腹をパタパタと頻繁に動かすようになります。これはお腹をパタパタさせる反動で少しずつ古い殻を脱いでいるようにも見えます。さらに脱皮が進むと古い殻を徐々に脱いでいくためか透明感がなくなり白っぽくなってきます。

その後、頭の方の殻が背面から割れ、頭を突き出すように脱皮し、勢いよく尻尾までの殻を脱ぎ捨てます。

脱皮が終わったばかりのヌマエビは非常に綺麗で透明感のある体色をしていますが、この時はまだ殻が柔らかいため他の生体に狙われやすい時期でもあります。これがヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどのエビ類の脱皮の前兆から脱皮までの様子です。

ヌマエビが動かないのは脱皮の前兆とは限らない

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどのヌマエビの脱皮の前兆として動かないで水槽の底に留まっていることが多いと書きましたが、「ヌマエビが動かない=脱皮の前兆」とは限りません。

特に1匹のヌマエビではなく多くのヌマエビが動かない時などは脱皮ではなく、水質の悪化が考えられますので水換えなどで改善するようにしましょう。

さらに水槽内の酸素不足により動きが鈍ることもあります。ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどのエビ類は熱帯魚などの魚類に比べて酸素を体内に取り込む能力が低いとされています。よって熱帯魚などに問題がなくてもヌマエビだけが動かなくなることもあるのです。そのような時はエアレーションなどによる対策を行うようにしましょう。

ヌマエビの脱皮の前兆は「動かない」のではなく「移動しない」と言ったほうが良いでしょう。脱皮の前兆ではちょこまかと動き回ることは無いのですが、脱皮の準備のため足やお腹を頻繁に動かしています。よって全く動かずにじっとしているわけでは無いのです。

今回はヤマトヌマエビやミナミヌマエビの脱皮の頻度と前兆についてご紹介しました。上手く脱皮の前兆を見つけて脱皮の瞬間を観察してみるのも面白いものですので挑戦してみてください。