水槽の藻・コケ対策 ヤマトヌマエビ

コケ取り生体の飼育適正数 ヤマトヌマエビなどは何匹飼う?

2020年2月18日

コケ取り生体の飼育適正数 ヤマトヌマエビなどは何匹飼う?

ヤマトヌマエビ

コケ取り生体として知られているヤマトヌマエビ、オトシンクルス、サイアミーズフライングフォックスなどは何匹くらい水槽に入れるのがいいのか?

コケ取り生体の飼育適正数とは?

コケを食べる生体が多すぎるとどのような問題が起きるのか?

少なすぎるとどのような問題が起きるのか?

こんなコケ取り生体の飼育数における疑問についてご紹介いたします。

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ヤマトヌマエビについてはこちらのまとめ記事をご覧ください。

まとめ記事
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60cm水槽コケ取り生体それぞれの適正数

水槽サイズは色々ありますが、最も一般的な60cm水槽サイズでのコケ取り生体の飼育適正数をご紹介致します。

まず、コケ取り生体と言ってもヤマトヌマエビとオトシンクルスでは好むコケも違えばコケ取りの処理能力にも差があります。

よってコケ取り生体の数をトータルで表すことはできません。

ヤマトヌマエビ、オトシンクルス、サイアミーズフライングフォックスなどそれぞれの適正数をご紹介致します。

また、コケ取りに対して1種の生体を入れておくよりもそれぞれの特徴を理解し、混泳させた方が様々なコケに対応できるので効果的です。

ヤマトヌマエビの飼育適正数

60cmの水草水槽で少々コケが出る水槽なら15匹くらい、コケが多い水槽なら20匹くらいが適正数です。

オトシンクルスの飼育適正数

オトシンクルスは茶ゴケなどを舐めとるように食べるのが特徴的ですから食べられるコケが限定されてしまうという面があります。

食べられるコケが不足すると餌不足になりやすいので餌の取り合いにならないように少なめに入れる方がよいでしょう。

よって60cm水槽なら3匹くらいが適正数となります。

サイアミーズフライングフォックスの飼育適正数

サイアミーズフライングフォックスはコケ取り生体の中でも群を抜いてコケ取り能力の高い生体と言えます。

さらに寿命も長く、他の生体に比べて大きくなるという点も踏まえて60cm水槽なら1、2匹が適正数になります。

ヤマトヌマエビ、オトシンクルス、サイアミーズフライングフォックス共にこの数を基準に30cm水槽なら半分くらいの数にしてみるなど調整して飼育数を検討してみてください。

水草の量でコケ取り生体の数も変わる

先に紹介しました適正数は一般的にこのくらいの数が良いと言われている「標準的な数」です。

水槽の環境によってその数は変わってくるということも頭に入れておいてください。

水草がほとんど入っていない水槽とたくさんの水草が元気に茂っている水槽では当然適正数も変わってきます。

自然の中でも同じことが言えます。

草木が生えない舗装された用水路と自然が残る小川ではそこに生息する生体の数は全く違うものです。

よって水槽の大きさも大切な指標ですが、そこにどれだけの自然環境があるのかも適正数を決める上で大切な指標となります。

飼育数が少なすぎるとコケ取り効果が弱い

コケ取り生体を入れているのにコケが無くならない。

そんな時はもしかしたらコケ取り生体の数が少なすぎる可能性もあります。

コケ取り生体の種類とコケの種類の相性というものはありますが、その相性は問題ないのにコケがなかなか減らないなんて時はコケ取り生体が少なすぎるのかもしれません。

生えているコケの量とコケ取り生体の数、このバランスがうまく取れていないとコケが無くなるまでに時間がかかってしまったり、コケの増殖力に押されてコケが増えてしまうこもあります。

コケを減らす要因はコケ取り生体の数だけではなく、餌の量、水換えの頻度、ろ過能力など様々な要因が関係してきますが、ここではコケ取り生体に焦点を絞り話を進めていますので誤解なきようお願いします。

コケ取り生体の飼育数が多すぎるのも問題

1日でも早くコケを全滅させて綺麗な水草水槽にしたいと思うのは誰しも同じことです。

しかし、そのような理由から60cm水槽にヤマトヌマエビを100匹いれたり、オトシンクルスを100匹入れるような飼育方法はお勧めできません。

確かに沢山のコケ取り生体を入れれば、コケ対策には効果的ですが、水草水槽の長期維持という観点からすると問題です。

コケが不足すれば餌が無くなるためオトシンクルスなどは餓死してしまいます。

オトシンクルスの餓死を防ぐために餌を与えれば排泄物が増え、水質の悪化へと繋がり、またコケの発生へと繋がってしまいます。

水質の悪化は都合良くその生体が食べてくれるコケだけを生やす訳ではなく様々なコケの発生や病気の引き金になるなど多くの問題を引き起こしますので避けなければなりません。

コケ取り生体の飼育数まとめ

水槽環境によりコケ取り生体の飼育適正数は変わりますが、あくまでも飼育適正数の標準というものはあります。

その数を無視して過剰投入すれば多くの問題を引き起こす可能性があることも理解し、ご自身の水槽にあった飼育適正数を把握することが大切です。

今回はコケ取り生体の飼育適正数についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

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