タニシ?水草水槽に小さな貝(スネール)が大量発生 増える理由とスネール駆除

2019年11月10日

タニシ?水草水槽に小さな貝(スネール)が大量発生 増える理由とスネール駆除

水槽に発生する小さな貝

水草水槽にいつの間にか自然と現れる小さな貝(snail)。

スネールやスネイルなどと呼ばれ水草水槽などのアクアリウムでは駆除対象とされることが多い貝です。

タニシのような貝や透明で小さな貝など種類は様々。

大量発生する理由や駆除方法、スネールを食べるスネールバスターなどを紹介しています。

 

スネール(スネイル)とは

スネール(スネイル)とはカタツムリまたはタニシのような巻貝を表す英単語snailの意味で、アクアリウムにおいては水槽内に意図せず表れる厄介者の巻貝の総称とされています。

アクアリウムでスネールと呼称される貝には数種類が存在し、モノアラガイ、サカマキガイ、カワコザラガイ、イシマキガイ、レッドラムズホーンなどがいます。

その中でもモノアラガイ、サカマキガイ、カワコザラガイの3種類の貝は意図せず大量発生することが多く、増える力(繁殖力)も強いので水槽内では特に厄介者とされています。

スネールの種類と卵の形状

モノアラガイ

モノアラガイ
モノアラガイは薄茶色や飴色でやや透明感がある殻をもち、殻高、殻幅ともに20mm前後の小さなカタツムリのような姿をした貝です。

透明な寒天質の袋に入った卵を水草や石、ガラス面などに産み付けます。

卵は2〜3週間で孵化し、2〜3ヶ月で繁殖できるようになります。

 

サカマキガイ

サカマキガイ
サカマキガイは殻が多くの巻貝類とは逆の左巻きであることからサカマキガイと呼ばれています。

外見や生息環境はモノアラガイ類に似て水槽内でも繁殖します。

 

 

カワコザラガイ

カワコザラガイ
カワコザラガイは体長3mm程度の淡水産巻貝としては比較的珍しい笠貝型の貝です。

殻は透明で、かなりもろく、手で簡単に潰すことができます。

小さくて見つけにくい上に繁殖力が強いため完全駆除には手間がかかりますが、モノアラガイやサカマキガイに比べると大量発生しない限り水槽内の景観をそれほど損ねることもないはずです。

スネールの被害と共存

スネールと呼ばれる貝類は種類によって多少の食性の違いはありますが、基本的には残餌や生体の死骸、コケや水草など食べます。

餌の食べ残しや生体の死骸を食べるという点では、水槽内に共存させておいても良いのですが、見た目が苦手という人や大量発生してしまうという点ではやはり害と言えるでしょう。

レッドラムズホーン

スネールにもメリットはあり、ガラス面に付着したコケ類や水槽内に残った糞や餌の残り等を食べることにより排泄される糞はバクテリアの繁殖を促し水質改善などに効果をあげています。

また弱酸性の水質に維持された水槽であれば繁殖の速度も鈍く、水槽内の生態系サイクルに有益な面だけを利用することが出来ます。

よってスネールの中でもイシマキガイやレッドラムズホーンなどは有益面を最大限に利用できるため水槽内の掃除屋として人気も高いようです。

いつの間にか水槽内にスネールが発生

スネールの多くは水草などに付着した卵が水槽内に持ち込まれることにより水槽に進入してきます。

これが不思議なもので、水草購入時にかなり気を使っていてもなぜか気がつくと水槽内のガラス面にのらりくらりと歩いている姿を見かけることがあります。

はじめのうちは水槽内の同居人くらいに思っていればいいのですが、大量発生してしまうと見た目がいいものではありません。

スネールが増える条件と理由

スネールが水槽内で大量発生するには、いくつかの条件が揃ってしまうことが挙げられます。

条件の一つ目は、水質が弱アルカリ性に傾いてしまうことです。

スネールの殻を形成する成分は弱アルカリ性の水質で保たれるようで、水質を弱酸性に保っていれば、大量発生することはほとんどありません。

常に水槽のペーハー値を意識しながら水質維持に努めることでスネールの大量発生を防ぐ効果もあるのです。

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条件の二つ目は、スネールの餌となる餌の食べ残しやコケ、生体の排泄物などが豊富にあることです。

スネールに限ったことではないですが、やはり餌が豊富にある環境では成長も早く、繁殖力も高まってしまいます。

条件の三つ目は、スネールを食べる生体がいないことです。

スネールの天敵となる生体がいないということは、生まれたスネールが減ることがないのでどんどん増えてしまいます。

スネールの駆除方法

駆除方法としては、見つけ次第ピンセットなどで取除く方法が一番簡単ですが、自分の場合は指で挟んでつぶしてしまいます。

つぶしたスネールはそのまま水槽内に放すと熱帯魚などがよってきて食べている?光景をよく目にします。

またホースなどで吸い出す方法もありますが、水草の茂みの中や水槽の底の方など吸い出しにくい場所にいる場合には照明消灯後に確認してみてください。

スネールの多くの種類は夜行性ですので、暗くなると活発に動き出して吸い出しやすい場所にいるかもしれません。

スネールを食べるスネールバスターと呼ばれる生体

オトシンクルス

スネール駆除の生物兵器として有名なものにトーマシーやオトシンクルスなどがいます。

オトシンクルスは水草についたスネールの卵を食べてくれるということなので(実際に食べているところを見た事はありませんが・・・)スネールの繁殖防止効果が期待できます。

オトシンクルスは残念ながら親のスネールを食べることはありません。

実際にスネールの繁殖防止効果が少ないとしても、オトシンクルスはスネール対策のほかにもコケなどを掃除してくれますので、水槽内にいれておけば一石二鳥です。

逆に水草水槽のタンクメイトといえば、オトシンクルスやヤマトヌマエビというほどメジャーになっていますのでスネールが発生する以前からオトシンクルスは水槽内に混泳させている方も多いとおもわれます。

でもここで疑問がでてきます。オトシンクルスを水槽内に入れてあるにもかかわらずスネールが発生しだすなんてことも結構あります。

ということは繁殖防止効果はないの・・・

そうではなく発生時は卵の数も少ないためオトシンクルスも見逃してしまうこともありますが、数が増え、あちこちに卵を産むようになるとオトシンクルスにも発見しやすくなり繁殖防止効果がでてくるようです。

 

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トーマシー

トーマシーはアフリカ原産のシクリッドで、東南アジアなどで繁殖されたものが販売されています。

成魚で7cmほどになりますが、ショップなどで販売されている個体は3cm~4cm程度が多いようです。

性格は多少きついといわれることがありますが、水草などが茂った水槽内では小型カラシンなどとの混泳も可能で、飼育も容易なためスネールバスターとして活用されることがあります。

また見た目も華やかですので観賞用としてもお勧めです。

ただ、トーマシーはスネール退治には効果抜群ですが、エビなども食べてしまいますのでコケ対策としてコケ取り用にミナミヌマエビやヤマトヌマエビ、観賞用にビーシュリンプなどを入れているようでしたら投入はできません。

さらに淡水ふぐのアベニーパファーもスネールを好んで食べることで知られています。

しかしアベニーパファーもトーマシー同様に混泳対象に気を使わなければなりませんので導入には注意が必要です。

 

今回は水槽に発生するスネールについてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

 

タニシやスネールについてまとめましたので合わせてご覧ください

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25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。Twitterでも情報公開しておりますのでフォローお願い致します。@mizukusasuisou

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