ミナミヌマエビは水草なしエアーポンプ・濾過フィルターなしで飼育できるか

ミナミヌマエビは水草なしエアーポンプ・濾過フィルターなしで飼育できるか

ミナミヌマエビは水草なしエアーポンプ・濾過フィルターなしで飼育できるか

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビといえば水草水槽のコケ取り生体として広く知られるようになったため、水草育成をしている水槽で飼育するのが一般的と思われているようです。

しかし、そんなミナミヌマエビを水草なし、エアーポンプなし、濾過フィルターなしの環境で育てることは出来るのか?出来るのならどのようなことに気を付ければ良いのか?そんな疑問に対して考えていきましょう。

ミナミヌマエビを水草なしの環境で飼育

ミナミヌマエビと水草の相性が良いことはわかっていても水草なしでミナミヌマエビを育てようと思うこともあるでしょう。

例えば、水草の残留農薬が心配。水草を育てる知識や設備がない。そもそも水草育成にはあまり興味がなくミナミヌマエビが好き。

そんな人ならあえて育成に経験と知識が必要な水草を育てることはしないはずです。それならミナミヌマエビだけで飼育することは勿論可能です。

しかし、ミナミヌマエビと水草は自然の中で共存しており、水草がミナミヌマエビにもたらす効果を理解しておくことも必要です。水草の力を理解し、飼育環境下で不足するような時には何かしらの方法で補わなければならないこともあります。

まず、水草には水質浄化能力があり汚れた水をきれいにしてくれます。さらに二酸化炭素を吸収して酸素を出す光合成をするのでミナミヌマエビに酸素を供給してくれます。

水草に付着するコケなどはミナミヌマエビの餌になりますし、水草の新芽や柔らかい水草もミナミヌマエビの餌になることもあります。

水草の細かい葉はミナミヌマエビの隠れ家となり外敵から狙われるストレスを和らげる効果があるとされています。ミナミヌマエビの繁殖を考える時などは稚エビの隠れ家にもなるため稚エビの生存率を高める効果もあります。

このように水草には様々なメリットがあるためその水草を入れない飼育環境でミナミヌマエビを育てるためにはそれなりの設備の準備や世話をしてあげなければなりません。

酸素の供給にはエアーポンプ、水質浄化には濾過フィルター、餌もしっかりあげなければなりません。さらに身を守るための隠れ家なども用意してあげると良いでしょう。

ミナミヌマエビをエアーポンプなしで飼育

水草なしの飼育環境下で酸素を補うためにエアーポンプを設置するのは理想的な飼育方法ですが、そのエアーポンプさえなしの環境でもミナミヌマエビの飼育は可能です。

ただ、覚えておいて頂きたいことはミナミヌマエビは酸素不足に極端に弱いということです。熱帯魚などのように酸欠時に鼻上げなどの行動をしないので酸素不足の状態が分かりにくく、急にポツポツと死んでしまうこともあります。そのようなことにならないようにしっかりと酸素供給をしてあげましょう。

その方法は大きな容器(水槽など)を用意してミナミヌマエビの数は少なめに飼育する。屋外の太陽の当たる場所で飼育し、植物プランクトンを豊富に繁殖さえ水中の溶存酸素量を高める。定期的な水換えをおこない常に新鮮な水を維持するなどの方法があります。

ミナミヌマエビを濾過フィルターなしで飼育

濾過フィルターには水槽内の水を循環させ汚れを取り除く効果があります。その濾過フィルターを設置しないということは水槽内に水流ができないため水が淀みやすく腐りやすいことや物理濾過、生物濾過ともに機能しないため水質も悪化しやすいことになります。

そんな環境でミナミヌマエビを飼育すると日頃の水質維持が極端に難しくなってしまうのも事実です。

また水槽は汚れ物質が沈殿していくため底の方から水質が悪化していきますが、ミナミヌマエビは水槽の底にいることが多いため、水質悪化の影響を受けやすいという問題もあります。

酸素不足や水質悪化を水換えで補えば良いという考え方もありますが、ミナミヌマエビなどのエビ類は急激な水質変化に敏感なため一度に沢山の水換えをすることは好ましくありません。

よって毎日のように少しずつ水換えをするような世話をしなくてはならなくなりますので思っている以上に大変な世話になってしまいます。

水草なしエアーポンプなし濾過フィルターなしの環境でミナミヌマエビを健康的に育てる唯一の方法は自然と同じようなビオトープ環境を屋外で作り上げることです。

もしそのような環境を作ることができずに室内水槽などでミナミヌマエビを飼育するのであれば濾過フィルターの設置は必須と考えてください。

さらに水草育成に自信がない。水草の農薬が心配などのような問題があるのでしたらウィローモスなどの水草をお勧めします。ウィローモスとは水生コケの一種で水草の中でも育てやすく、残留農薬の心配も無い水草なのです。

さらに流木などに活着させることも出来るので水槽内に自然な雰囲気を作り上げる上、ミナミヌマエビにとっても隠れ家やエサの確保にもつながります。