水槽に入れる水草の選び方と植え方

2019年11月10日 2022年5月21日

水槽に入れる水草の選び方と植え方

水槽の準備ができたら水槽内に入れる水草選びですが、自分の水槽にどんな水草を植えるか選ぶ楽しみも水草育成の醍醐味の一つです。

ロタラやハイグロなどの有茎系の水草を中心とした明るいイメージの水槽にするか、ヘアーグラスやリシアなどを前景に用いた奥行きのある水槽にするかなど想像を膨らませながら水草を選ぶのも楽しいものです。

しかしここで注意しなければいけないことが自分の育成レベルと水槽環境を考慮しながら水草を選ぶ事で、もしどうしても育てたい水草があるのでしたらそれなりの設備も準備しなければなりません。

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水槽に植える水草の選び方

はじめのうちは丈夫で育成の容易な水草を選ぶことと水槽の環境にマッチした水草を選び水草育成の基礎を身につける練習をしたほうがいいかもしれません。

水草の種類によっては二酸化炭素の添加無しでは育成困難なものや蛍光灯４灯ほどの高光量を好むものなどがあります。

そのような水草を蛍光灯２灯・二酸化炭素添加無しの立ち上げたばかりの水槽で育成するのは非常に難しく枯れないように育てたとしても水草本来の綺麗な姿を保つ事は困難ですので購入前にしっかりと調べておくかショップなどで店員さんに聞きながら選ぶといいでしょう。

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水草の植え方

水草を購入し水槽内に入れる前にまずは準備として綺麗な水で濯ぎます。

このときに水草に傷を付けないようにやさしく洗いながら根や葉をチェックし、巻貝やコケなどの付着がないかを入念に確かめます。

このチェックを怠ると後々巻貝やコケなどの大量発生などでとんでもなく面倒になってしまうこともあります。

水草水槽の問題の多くは持ち込みですのでこの持込を防げればかなりの効果があげられます。

また枯れた葉や傷ついた葉はこのときに取除いてしまいましょう。

一度枯れた葉は再生はしないだけではなく、水質を悪化させる原因にもなります。

あとは植え込みの為に適度にトリミングを行い植え込みやすいように下葉を少しカットしたり先端を揃えて見栄えが良くなるようにしておくとさらにいいでしょう。

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準備が終わったら水槽内に植え込みます。

まずは植え込む場所ですが基本的には背丈の高くなる（高い）水草は後景に植え込み、背丈が低い水草は前景に植えることで水草水槽内に立体感を作り、印象のいいレイアウトになります。

また同じ品種の水草は一本ずつ植え込むよりも数本まとめ植えをする事でレイアウトも纏まりが出やすくなります。

初めの頃はどの水草がどのように生長するかがわからない為レイアウトを考えるのは少々難しいかもしれませんが水草がある程度生長したときの事を考えながら植え込むとのちのち背丈の低い水草が大きな水草の陰になって光が届かなくなるなどのトラブルを避ける事も出来ます。

ヘアーグラスやコブラグラスなどの地下茎で増える水草は有茎系水草とはまた違った注意点があります。

写真はヘアーグラスですがいかがでしょう？このような植え方をしていませんか？

写真のようにまとめ植えをすると作業的には楽ですし植えてすぐ密集した感じがだせますがこのような植え方はあまりお勧めはできません。

理由としまして纏め植えをすると内側の葉は通水性が悪くコケなどが生えやすいうえに周りを囲まれているので伸び伸び生長できません。

さらに購入したものが水上葉だとしたらのちのちは枯れて茶色くなってくるのでトリミングを行わなければなりませんがこれだけ密集していると内側の葉などはトリミングができません。

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よって植え込みをした当初は少々寂しい位の間隔で数本ずつ植えこんでいきます。

そうすると葉にしっかりと光が当たるうえに通水性が良くなりコケにも見舞われにくくなります。

作業的にも大変な作業になりますがその手間を惜しまずしっかり植え込みをすることで数週間後には新しい水上葉をたくさん出すようになりますので水上葉が出始めたら古い葉をトリミングすることで綺麗なレイアウトを作り上げることができます。

綺麗なレイアウトを作る為のコツは植え込みの際に手間を惜しまずしっかりと前処理をして水草の生長を予測しつつ、空間を確保しながら植えこんでいくことなのです。

水草の植え込みやトリミングなど細かい作業を行う上で作業効率や作業のしやすさはのちのちの水槽管理に対して大きな影響を及ぼすものでもあります。

効率の悪さや作業のし難さは疲労やストレスとなり、その作業自体を雑なものにしてしまうか手抜きをするようになってしまいます。

そのような事にならない為にも使いやすい器具、作業性のある道具を選ぶことも水草水槽の日常管理のコツでもあります。

今、使っている器具は扱いやすいですか？

水草のトリミングについてまとめましたので合わせてご覧ください

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