前景草のトリミング方法とタイミング 掃除とコケ対策

前景草のトリミング方法とタイミング 掃除とコケ対策

前景草のトリミング方法とタイミング 掃除とコケ対策

前景草のトリミング

前景草が綺麗に育ってきたら長期的にその綺麗な前景草を維持するための管理をしなければなりません。それが前景草のトリミングや掃除・コケ対策です。適切なタイミングや方法でトリミングや掃除を行うことが前景草をいつまでも綺麗に保つ秘訣でもあります。そんな前景草のトリミング方法とタイミング、そして掃除やコケ対策についてご紹介いたします。

前景草のトリミング方法とタイミング

前景草のトリミングに対しては種類別にトリミングのタイミングや方法が変わってきます。基本的には密集し過ぎて通水性が悪くなる前や重なり合って光が当たらなくなる前、ボリューム感が出過ぎてレイアウトを崩してしまう前、種類によっては浮力によって浮いてしまう前などそれぞれ前景草の状態と条件によってタイミングを判断します。

グロッソスティグマのように葉が重なり合うように育つ前景草ではランナー同士が重なり合う頃がトリミングのタイミングです。トリミング後に残った下葉が茶色くなっていたらトリミングのタイミングが遅く、トリミングした後に残った葉が緑色なら良いタイミングとなります。これは重なり合った葉に光が当たらなくなり下葉が枯れてしまうため茶色くなってしまうのです。

トリミングの方法としては前景草のほとんどのタイプがソイルすれすれの場所でカットして問題ありません。

ヘアーグラスやコブラグラスのように細長い葉をつけるタイプの前景草は葉の途中でカットしてしまうと残された部分からは新しい芽を出さないので見た目が悪くなります。さらにトリミングにより先端部分の生長点をカットされてしまった水草は勢いを失いコケが付着しやすくなります。

よって葉の根元すれすれでカットするのが理想的なのです。前景草の多くはランナーや地下茎を伸ばしますのでそのランナーや地下茎さえしっかり育っていればすぐに新しい葉を出すようになります。

グリーンロタラやパールグラスのような有茎草の場合には根元でトリミングをしてしまうと新芽を出す節目までカットしてしまうため新しい芽を出しにくくなります。さらに有茎草の場合には根だけ残しても復活にはかなりの時間を要するかそのまま枯れてしまいます。

しかし横に匍匐する様に増える前景草は葉をカットしてもランナーから新しい芽を出して増えるので問題ないのです。グロッソスティグマやヘアーグラスなどの増え方を考えるとその理由がわかると思います。ヘアーグラスなどは何もないところに急に新しい芽を出してきます。これは地下茎がしっかり育っている証拠なのです。

トリミングの時に注意したい事はカット箇所以外にトリミングをする量です。前景草のみで作られたレイアウト水槽で前景草を一気にトリミングしてしまうと水槽内の水草の量が急激に減ってしまいます。

今まで前景草によって水槽内の水質が保たれていたものがトリミングによって一気に水草の量を減らしてしまうと水質浄化能力が落ちるため水質が悪化してしまう事があります。

そのような事態を避けるためには一回のトリミング量を減らしてこまめにトリミングを行うようにすると良いでしょう。定期的にコケの付着した葉や枯れてしまった葉、古くなった葉などをこまめにトリミングしておくと長期的に綺麗なレイアウトを維持しやすくなります。

前景草の掃除とコケ対策

前景草を綺麗に保つためにはトリミングだけではなく定期的な掃除も欠かせません。前景草の掃除は水換え時に排水用のホースや排水ポンプなどを利用して隙間に溜まった沈殿物質を排出するようにします。

水換えの排水時に水槽上部の水だけを吸い出すのではなく、ソイルギリギリの辺りを軽く揺するようにすると底に溜まった物質が舞うのでそのタイミングで吸い込むように排水すると効率良く前景草を掃除できます。

この沈殿物質をしっかり取り除く事ができているかどうかで水質の悪化スピードや前景草の調子も変わってきます。

コリドラスなどの掃除屋と前景草の掃除

コリドラスは水槽の底に沈んだ餌の食べ残しなどを食べてくれるため実質的に水質の悪化を遅らせる役割をしていることから水槽の掃除屋などと言われます。

また、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどのヌマエビは前景草に付着したコケを食べてくれますのでこれもまたコケ対策という面ではありがたい存在です。

しかし、それらの生体を入れておけば前景草の掃除をしなくていい、もしくは掃除の周期を遅らせる事ができるかというとそうではありません。

コリドラスもミナミヌマエビもヤマトヌマエビも餌を食べれば糞をします。その糞が前景草の隙間に溜まっていくと水質はみるみるうちに悪化していきます。よってそれらの生体をいれていても前景草の掃除は定期的に行わなければなりません。

コリドラスやヌマエビ達は水槽内に溜まる物質の分解には貢献してくれますのでありがたい存在ですが、最終的に溜まる物質に対してはやはり人の手によって排出をしなければなりません。水草水槽は毎日欠かさずに状態をチェックし、定期的に適切な世話をしてあげる事で綺麗な状態を保てるのです。