水草の種類

ウォーターバコパの水上栽培 金魚やメダカとビオトープ

2020年5月18日

ウォーターバコパの水上栽培 金魚やメダカとビオトープ

ウォーターバコパ

ウォーターバコパはメダカや金魚などとも相性が良く、ビオトープなどで花を楽しむこともできる水草です。

そんなウォーターバコパの水上葉ビオトープ栽培のコツをご紹介いたします。

水上葉が元気に育つ季節に庭やベランダでウォーターバコパの花を楽しめるのもビオトープの魅力の一つです。

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水草
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ウォーターバコパでビオトープ

ウォーターバコパは水中の土の中に根を張り、水上に葉を出して花を咲かせる抽水植物です。

さらに寒さにも強いので屋外のビオトープ育成にも向いている水草と言えます。

茎が太く根張りもしっかりした水草ですので底床に肥料を施すことでしっかりとして鮮やかな色合いの葉をたくさんつけるようになります。

どのような肥料でも問題なく育つとは思いますが、私の場合には赤玉土にテトラのイニシャルスティックを使用して育てています。

この方法ですとビオトープに限らず小さなボトルなどに植え込むことでガーデニングとして楽しむことも出来ます。

ウォーターバコパを水中から水上へ

水草水槽などで育てているウォーターバコパの水中葉でも問題なくビオトープで使うことができます。

水槽内でコケに見舞われてしまったウォーターバコパなどを屋外で育てて新しく出た水上葉をまた水槽に戻すなどの方法もあります。

水中で育てていたウォーターバコパを水上育成する場合にはいきなり強い太陽光のもとに出してしまうと枯れてしまうことがあります。

まずは水上での環境に慣れさせるために優しい光に当てるようにしましょう。

方法としては温室栽培やレース越しの窓際などで遮光すると良いでしょう。

春先の朝日に当てるなど優しい日差しであれば問題ありません。

逆に真夏の直射日光などに当ててしまうとすぐに乾燥して枯れてしまいます。

水上に慣れさせるには赤玉土を入れた容器に植栽し、水に浸しておくと少しずつ水上に葉を出すようになります。

初めからビオトープなどに埋めておいても徐々に水上葉を出すようになります。

屋外でウォーターバコパを育てるときの注意点は暖かい時期に行うことです。

気温が低い季節に屋外育成をしようとしても光合成が活発に行われずに生長が止まってしまい環境に適応することができません。

よって気温が20℃を超えるようになってから屋外育成を始めると失敗が少なくなります。

ウォーターバコパと金魚とメダカ

ビオトープと言えばメダカや金魚を泳がせる人も多いと思います。

そんなメダカや金魚のビオトープとウォーターバコパの相性も抜群です。

メダカや金魚が排泄した糞はやがて微生物により分解されウォーターバコパの肥料となります。

また、ウォーターバコパが光合成を行うことによりメダカや金魚に酸素を供給します。

さらにウォーターバコパが元気に生長すると大きく広げたウォーターバコパの葉はメダカなどの隠れ家や日除けにもなります。

ウォーターバコパは一般的に金魚藻と呼ばれるカボンバやマツモなどよりも葉が厚くぷっくりとした形をしているため金魚にも食べ散らかされる心配がありません。

メダカや金魚の産卵を考えた場合にはカボンバやマツモなどの方が葉が細かいので卵を隠しやすいメリットはあります。

金魚藻の多くは水中で生長する水草が多いですが、ウォーターバコパは水上に葉を出し綺麗な紫色の花を咲かせるのも魅力の一つです。

ウォーターバコパの花

ウォーターバコパの花

ウォーターバコパの花の開花時期は5月~6月と言われており、花の見頃を終える時期は9月~10月と言われています。

これは各地の気温や日照時間に影響を受けるためその年、その地域で多少の差は出てきますが、基本的に暖かい季節と覚えておけば間違いないでしょう。

花が咲く頃はウォーターバコパの生長も良くどんどん伸びていきますが、その時期にトリミングを行ってしまうと花が咲きにくくなりますので花が咲くまでは多少トリミングを我慢しましょう。

ウォーターバコパの花を沢山咲かせるには適度に肥料を与えて日当たりの良い場所におくことも大切です。

肥料不足で痩せ細ったウォーターバコパや日陰に置いてあるものはあまり花を咲かせることはありません。

また、水中では花は咲かないので水上に出ている部分を増やすようにしましょう。

ウォーターバコパの越冬 冬は室内で楽しむ

ウォーターバコパは寒さに強いため冬でも寒冷地でなければ屋外で冬越しをすることはできます。

色合いは若干くすみ枯れたようになりますが、冬場にはあまりいじくり回さずにそっとしておいてあげると春になって新しい葉を展開し始めます。

庭で育てたウォーターバコパを越冬させるためには温かいうちに屋外飼育を始めしっかり屋外の環境に慣れさせる事が大事です。

一度環境に慣れてしまえば冬は一時的に枯れますが、春になると新しい芽を出します。

もし、室内に移動できるような容器であれば室内で育てる方法もあります。

室内育成であれば一年中ウォーターバコパの鮮やかなライトグリーンの葉を鑑賞することも可能です。

ただ、室内育成では太陽光ほどの明るさを維持できないためウォーターバコパの花を咲かせることは難しくなりますので、やはり暖かい時期になったら屋外育成を楽しみたいものです。

今回はウォーターバコパの水上栽培についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

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