ホテイアオイが大きい・小さい ホテイアオイの大きさを左右する条件と育て方

ホテイアオイが大きい・小さい ホテイアオイの大きさを左右する条件と育て方

ホテイアオイが大きい・小さい ホテイアオイの大きさを左右する条件と育て方

ホテイアオイの大きさ

ホテイアオイ(ホテイ草)が大きくなりすぎ、育ち過ぎ。そんなホテイアオイの巨大化に悩む人がいるなか、ホテイアオイが大きくならない、小さいとホテイアオイの成長不足に悩む人もいます。そんなホテイアオイの大きさに焦点を当ててご紹介いたします。

なぜホテイアオイが大きく育ちすぎてしまうのか。逆になぜ大きくならないのか?そんなホテイアオイの成長と大きさの関係を探ってみましょう。

ホテイアオイの大きさや形状は生育状態や生育環境によって大きく変わってきます。そんな生育環境の違いを大きさの問題点ごとに見ていきましょう。

ホテイアオイが育ちすぎ・大きくなりすぎ

ホテイアオイが大きくなりすぎて困る。なぜこんなに大きくなってしまうのか。適度な大きさで止める方法はないのか。まずは大きくなりすぎてしまうホテイアオイに対する対処方法から考えてみましょう。

ホテイアオイが巨大化した

ホテイアオイは自然下における生育環境では1mを超える背丈になることもあります。個人の育成で購入時は10cm程度だったホテイアオイがそこまで大きくなることは滅多にありませんが、それでも育成環境が整うとあっという間に巨大化してしまうことがあります。

ホテイアオイは小さいうちは葉が短く、葉柄にある浮き袋もまんまるな形をしていますが、大きくなるにつれて浮き袋は楕円形になり、葉は水面から10cm以上も立ち上がります。

ホテイアオイを狭い容器などで密集して育てると葉は日光を求めてさらに細長くなって立ち上がる傾向があります。

水深が浅い育成環境でホテイアオイを育てると根が水中の土にすぐに到達して土の中にしっかり根を張り、土中の肥料分をぐんぐん吸収するようになります。そうなると成長速度は一気に上がりどんどん大きくなってしまいます。

また、地面にしっかり固定されると浮き袋の役割は必要なくなり浮き袋は徐々に細くなっていきます。

ホテイアオイは太陽の強い光と豊富な栄養分を好むため、富栄養化した水質と日光の強い環境が整うと大きくなり過ぎてしまう傾向にあります。

ホテイアオイを小さくするには

ホテイアオイを小さくするにはホテイアオイが巨大化してしまう原因に対して一つずつ対策をしていけば必然的にホテイアオイの個体は小さくなっていきます。

ただ一度大きく成長したホテイアオイを小さくすることはできませんので新しく出てくる子株に対して対策を行うようにしましょう。

もし現状の株を小さくしたいのであれば葉のトリミングを行い人為的に小さくするしかありません。もしくは冬場に屋外育成を行い、枯れるギリギリのところで維持できれば周りの大きな葉は枯れ落ちてしまい、中心部が春を迎えると復活します。

ただこの方法はあまりお勧めできる方法ではありませんので、やはり子株から環境を制御して育てるようにしたいものです。ホテイアオイを小さくするというよりも大きくならないように育てるが正解でしょう。

ホテイアオイが大きくならないように育てる

ホテイアオイが大きくならないように育てるには「水中の栄養分を抑える」、「水深の深い容器で育てる」、「定期的に根のカットをする」、「日の光を適度に当てる」などの方法が挙げられます。

水中の栄養分を抑えるとはホテイアオイの栄養となる窒素やリンの量を減らすことです。メダカなどを一緒に飼育しているとメダカの排泄物や餌の食べ残しが分解され、ホテイアオイの肥料となります。餌を与える量を減らしたり、定期的な水換えにより水中が富栄養化しないように維持しましょう。

水深の深い容器で育てる理由はホテイアオイの根がすぐに土に到達して根を下ろさないようにするためと肥料吸収効率を下げる効果があります。

水中ではメダカの排泄物や餌の食べ残しは底の方に沈殿します。よって深い部分から徐々に富栄養化し、ホテイアオイの栄養となる養分を溜め込んでいきます。

水深が浅いとすぐにその部分に根が届いてしまうため栄養の吸収効率が良くなりますが、水深があるとなかなかその部分に根が届かないため浅い環境に比べて栄養分の吸収効率が悪いのです。

それでもホテイアオイは栄養を吸収しようとどんどん根を伸ばしていきますが、定期的に根のカットを行うことで大きくなるのを抑えることができます。

最後の「日光の光を適度に当てる」とは一日中しっかり太陽に当たるような環境で育成するのではなく、日陰を作ることにより日照時間を短くしたり、斜光ネットなどでホテイアオイに届く光の量を調整することで光合成活動を少し落とさせる方法です。

光合成が落ちればそれだけ植物の成長は遅くなりますので、ホテイアオイに対しても効果的な方法と言えます。

ここまではホテイアオイが大きくなり過ぎてしまう事例に対しての対処方法をご紹介してきましたが、今度は逆にホテイアオイが大きくならない、小さいままのようなときにどうしたらよいのかについても話を進めていきましょう。

ホテイアオイが小さい・大きくならない

ホテイアオイが大きくならない理由は今まで話してきたことを逆に考えればすぐに原因がわかるはずです。ホテイアオイの成長に必要な栄養が不足している。光合成が活発になるくらいの日の光が足りていない。ホテイアオイの根が短いなどが挙げられます。

また、気温や水温もホテイアオイの成長には大きく影響しますので気温が低い時期などは成長も鈍ります。

ホテイアオイを大きくするには

ホテイアオイを大きくするには日の光をたっぷり当ててあげることです。植物の多くは日の光を浴びることで光合成が活発になり、必要とする栄養を吸収し始めます。

よって光が弱ければいくらホテイアオイに肥料を与えても大きく育てることはできません。特に室内でホテイアオイを大きく育てることは難しいものです。

ホテイアオイの越冬時期に室内に取り込み窓辺や照明器具の下などで育てることは良いことですが、春から秋にかけて気温が上昇する季節には屋外でしっかり日の光を当ててあげましょう。

日の光がしっかり当たる環境が整ったら次は成長に必要な栄養分を確保してあげることです。

ホテイアオイは肥料をあげなくても育つとよく言われますが、それはメダカなどと一緒に育成している場合などに限ります。水中に何かしらの生体がいればその生体から排出される糞などがホテイアオイの栄養となります。

しかし、何も生体がおらずホテイアオイだけを育成しているような環境では栄養不足になることもあります。特に頻繁な水換えを行なっている水槽や金魚鉢などは栄養が足りていないことが多いものです。

金魚鉢などの小さな容器は水量が少ない分、水が汚れやすい。水が汚れやすいから頻繁な水換えをする。その繰り返しではホテイアオイにとってはあまり好ましくない環境と言えます。

理想としてはトロ船やメダカ鉢などのような大きめの容器を用意して水量を確保し、水質を安定させることでホテイアオイも環境に馴染みしっかりと成長するようになります。

飼育容器の底にソイルや赤玉土などの底床を入れることも効果的です。土の中には微生物が繁殖して有機物を分解する働きが活発になりますのでホテイアオイの栄養もしっかり確保できるようになります。

まとめ

ホテイアオイを小さく抑えたい場合には光の量と栄養吸収の量を抑えるようにする。

逆にホテイアオイを大きくしたければしっかり日の光に当てる。成長に必要な栄養分をしっかり確保する。

水深が浅さめの容器を用意してホテイアオイの根が土の中に根付くようにする。

これらのことに注意してホテイアオイを管理していればご自身の理想的な大きさでホテイアオイを楽しむことができるはずです。