ビオトープの水換えは不要ではない!?水換えの頻度と効果的なやり方

2022年5月13日

ビオトープの水換えは不要ではない!?水換えの頻度と効果的なやり方

ビオトープの水換え

ビオトープの水換えは不要!?なしでも大丈夫?

金魚ビオトープとメダカビオトープでは水換え頻度が違う?

ビオトープの水換え頻度はどのくらいが適正?

ビオトープの水換えの効果的なやり方は?

ビオトープの水換えに最適なポンプがある?

こんなビオトープの水換えに関する疑問についてご紹介いたします。

ビオトープの水換えは不要!?なしでも大丈夫?

一般的にビオトープの水換えはほとんど不要だと言われています。

基本的にはビオトープの水換えは無しでも大丈夫な事が多いものです。

しかし、どんな状態のビオトープでも水換えが不要というわけではありません。

場合によっては水換えが必要となるケースもあります。

では、水換えが不要なビオトープと必要なビオトープの違いはなんなのでしょうか?

一言で言うと、生物濾過が機能しており、環境バランスが整っているビオトープは水換えが必要ありません。

ビオトープの環境バランスを決める要因は多々ありますが、特に重要なのが「濾過バクテリアと有機物のバランス」です。

濾過バクテリアがしっかりと定着・増殖し、ビオトープ内に発生する有機物が過不足なく濾過バクテリアによって分解されている状態がバランスが取れているビオトープであり、このような状態のビオトープならば水換えは不要です。

このようなビオトープを作るには立ち上げをしっかりと行い、メダカなどの生体の飼育匹数を少なめに保つ事が重要になります。

逆に、立ち上げて間もないビオトープや過密飼育になっているビオトープの場合には定期的な水換えが必要になります。

このように、一般的にビオトープは水換え不要と言われることが多いですが、ビオトープの状態によっては水換えが必要になる場合もあるので、ビオトープの状況を見て判断できるようにしましょう。

金魚ビオトープとメダカビオトープでは水換え頻度が違う?

ビオトープで屋外飼育できる生体としてメダカや金魚が挙げられます。

では、金魚のビオトープとメダカのビオトープでは水換えの頻度に違いはあるのでしょうか?

結論から言うと、水換え頻度は生体の種類よりも飼育匹数に依存します。

確かにメダカよりも金魚の方が体が大きく餌もたくさん食べるため、水を汚しやすいです。

しかし、ビオトープ内の環境バランスが取れており、その上で水量に対する適切な匹数の生体を飼育している場合には、金魚のビオトープもメダカのビオトープも管理方法は同じです。

では、金魚とメダカはそれぞれ水何リットルに対して何匹が適切な飼育匹数なのでしょうか?

メダカは水1リットルに対して1匹が目安と言われています。

体の大きな金魚の場合は10リットルに1匹が目安で、金魚をより大きく育てたい場合には20リットルに1匹程度が目安となります。

この目安よりも少ないほど水が汚れにくくなるので水換え無しでも管理することが可能になります。

この事を知らずにメダカや金魚を飼育してしまうと金魚ビオトープの方が水換え頻度が高くなってしまうこともあります。

よって考え方によっては金魚ビオトープの方が水換え頻度が高いとも言えるかもしれません。

また、餌の量を極力減らす事も水換え頻度を減らす要因です。

逆に、この目安よりも多い匹数を飼育する過密飼育となっている場合は、メダカや金魚といった魚の種類の違いに関係なく、どちらのビオトープも定期的な水換えが必要になります。

過密飼育の場合は一般的な室内水槽飼育同様に、1~2週間に1度のペースで水換えを行いましょう。

以上のように、ビオトープの水換え頻度は魚の種類に依存するのではなく、水量に対する生体の数に依存します。

水換え不要のビオトープにしたい場合は、適正な匹数よりも少なめに飼育し、餌の量も極力減らすようにすると良いでしょう。

極論を言えば、ビオトープ内の有機物の量が濾過バクテリアの処理能力を超えなければ水換えは不要で処理能力を超えてしまうようだと水換えの必要性が高まると言えます。

もちろん、バクテリア達が分解したものを吸収する植物の存在も必要不可欠となります。

ビオトープの傾向として植物の多いビオトープの方が水換えが不要となることが多いものです。

これは植物の持つ水質浄化能力によるものです。

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ビオトープの水換え頻度はどのくらいが適正?

一般的に水換えが不要と言われるビオトープですが、ビオトープ内の環境によっては水換えが必要になるケースもあります。

では、どのような場合にどのくらいの頻度で水換えをするのが適正なのでしょうか?

水換えが必要になるのは以下の場合です。

  • 立ち上げて間もないビオトープ
  • 過密飼育のビオトープ
  • 魚や水の状態が落ちているビオトープ

ビオトープに濾過バクテリアが定着・増殖し、水質が安定するまでには暖かい時期で1~2ヶ月かかります。

この間は濾過バクテリアによる生物濾過がうまく回っておらず水質が不安定なので、定期的に水換えをして水質悪化を防ぎましょう。

水換え頻度は1週間に1~2回程度が目安です。

あまりに高頻繁に水換えし過ぎても水質が不安定になり、濾過バクテリアの定着を妨げてしまうので注意してください。

水量に対する飼育匹数が多い過密飼育の場合も水が汚れやすいので、定期的に水換えをします。

一般的な目安は1~2週間に1回の頻度です。

過密飼育の程度によって頻度を調節して下さい。

次に、魚の食欲や元気が落ちている時や、水が濁るなどした場合に水換えを行います。

これは日々の状態をよく観察し、異常が見られた時に水換えを行うようにすると良いでしょう。

ビオトープは1つ1つ環境が違うため、それぞれのビオトープの状態を見ながら水換えが必要か判断するのが最も重要です。

そのためにも日々ビオトープをよく観察し、メダカなどの生体や水草の状態、水の濁り具合などをよく観察して、正常な状態を把握しておきましょう。

また、冬場はメダカなどの生体の活性が落ちて冬眠状態になるので水換えは不要になります。

足し水だけで管理し、春になり暖かくなったら水換えを再開しましょう。

ビオトープの水換えの効果的なやり方

ビオトープの水換えを行う際に効果的なやり方とはどのようなものなのでしょうか?

ビオトープの水換えを行う目的は「濾過バクテリアと有機物のバランスを整え水質を改善する事」です。

このバランスが崩れ水質が悪化する原因は濾過バクテリアの処理能力を超えた有機物が発生することにあります。

これを改善するには堆積した有機物を取り除く事が重要です。

そのため、効率的なビオトープの水換え方法は、底床に堆積した糞や餌の食べ残しといった有機物を取り除きながら水換えする方法が最も効率的だと言えます。

水換えポンプなどを使い底床に堆積した汚れを取りながら、全水量の1/3程度を目安に水換えすると良いでしょう。

ポンプが水を排出する勢いが強く、1/3の水量を排出しても汚れが取りきれないという場合には、スポイトを使って汚れを取り除くようにしてください。

汚れを取るのに必死になるあまり一度にたくさんの水を交換してしまうと、水質が急変してビオトープの環境バランスが崩れる原因となるので注意しましょう。

またビオトープの水換えに使う水にも注意が必要です。

ビオトープに水を足す時に水道水をそのまま足してしまうのは問題です。

水換え用の水は事前に用意しておきましょう。

水換え用の水作りについては過去の記事をご覧ください。

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ビオトープの水換えに最適なポンプ

底床の汚れを取りながら水換えするのにポンプがあると便利です。

水換え用のポンプには手動や電動など種類がありますが、ビオトープの水換えに最適なおすすめのポンプは手動式の「水作 プロホース エクストラ」です。

水作プロホースエクストラは、グリップ部分にスターターポンプが付いているタイプの水換えポンプになります。

先端ホース部分をビオトープに入れ、スターターポンプを数回プッシュすればサイフォンの原理で水が流れ出す仕組みです。

何故プロホースエクストラがおすすめなのかというと、グリップ部分にスターターポンプが付いているため、ビオトープの設置場所によってサイフォンの原理が働かない場合でも水の排出が可能だからです。

サイフォンの原理は高い位置の水が低い位置に移動する働きを言います。

そのため、ビオトープを地面に直置きしている場合などは、ビオトープと水の排出先のバケツの高さが変わらないため、サイフォンの原理が働きにくく水が自動に排出されない事態が発生します。

このような場合でもプロホースエクストラならば手元のスターターポンプを繰り返し押すことで徐々に水を排出する事が可能です。

また、ポンプが手元にあるため使い勝手が良い点もおすすめポイントです。

ですが、「手動で少しずつ水を排出する手間をかけなくても、電動式ポンプで一気に排出した方が楽なのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

確かに電動式ポンプは便利ですが、一般的なビオトープの水換えにはおすすめしません。

何故なら底床の汚れを取る前に水が排出され過ぎてしまうからです。

電動ポンプの水を排出する勢いは強力です。

そのため、底床全体の汚れを取り切る前に、全水量の1/3程度はすぐに排出されてしまいます。

確かに電動ポンプは便利ですが、使い方を間違えると汚れが取りきれずに水ばかり排出されてしまうため、ビオトープの水換えには不向きです。

水量が100リットル以上ある場合や、ベアタンクで管理している場合、大型のビオトープをいくつも管理している場合などでは電動ポンプが役立ちますが、一般的な水量のビオトープに電動ポンプは必要ありません。

以上のことから、ビオトープの水換えには電動式のポンプよりも、排出量の調節がしやすい手動式の水作プロホースエクストラをおすすめします。

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ビオトープの水換えまとめ

  • 環境バランスが整っているビオトープならば水換えは不要
  • 水換え頻度は魚の種類ではなく飼育密度によって変わる
  • 底床の汚れを取りながら水換えするのが効率的な方法
  • ビオトープの水換えには手動式のポンプが最適

今回はビオトープの水換えに関する疑問についてご紹介しました。皆様のビオトープ管理の参考にしていただけると幸いです。

ビオトープについてまとめましたので合わせてご覧ください

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マサ

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