メダカとタニシの混泳?タニシがメダカを食べる⁈メダカの卵・稚魚の守り方

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メダカとタニシの混泳?タニシがメダカを食べる⁉

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タニシ水槽のコケ取りのためやビオトープの同居人としてタニシを飼育していたら、メダカを食べたなどという事例があるようですが、タニシは本当にメダカを食べるのでしょうか?

タニシとメダカの食物関係についてご紹介いたします。



タニシはメダカを襲うのか

メダカがタニシに食べられてしまうということはタニシがメダカを襲うのか?そんな疑問から解決していきましょう。

まず、結論から言えばタニシがメダカを襲うことはありません。

タニシは攻撃的なハサミを持つわけでもなく、鋭い歯を持つわけでもありせん。貝の中には毒矢のようなものを魚に刺して麻痺させるものもいますが、タニシにはそのような武器もありません。

よってメダカを襲う(捕らえる)ことはタニシには出来ないのです。

では何故タニシがメダカを食べたなどという事例があるのでしょうか。そこにはタニシの食物が関係しています。

タニシがメダカを食べる

タニシがメダカを襲うかについては否ですが、タニシがメダカを食べるかについては否ではないのです。その理由をタニシの口の仕組みや食べ物の話から説明していきましょう。

タニシの口には薄く細かい歯がたくさん並んだ歯舌という食べ物をかじりとる器官があります。

タニシの歯は中央に中歯、両側部に側歯と縁歯があり、いずれもヘラ状で薄く柔らかいので細かい藻類や泥の中の有機物を掻き取るように食べます。

さらに呼吸器官であるエラは一方で摂食器官にもなっており、絡みついた水中の有機物を餌として取り込むように食べます。

このことだけ聞くとメダカなんて食べないじゃんと思われるかもしれませんが、メダカがもし死んでしまって腐敗が始まれば、メダカも一つの有機物になるのです。 生物が死ぬとその生物を分解し、食べる生物が現れるのはどの世界でもあることです。それが他の動物であったり、昆虫であったり、もっと小さな微生物であったりと。

水中ではその生態系の一部にタニシが含まれており、タニシは水中の生物の死骸(有機物)を食べ、分解しているのです。

よって生きているメダカを襲って食べるようなことは無くても、死んでしまって腐敗が始まったようなメダカであれば、十分食べる可能性はあるということになります。

さらに近年では、熱帯性のジャンボタニシと呼ばれるリンゴガイ科の貝類がタニシと間違われて飼育されることもあります。

ジャンボタニシは日本の在来種よりも強靭な歯を持ち、タニシがまだ手をつけないようなものでも、かじりとるように食べるという報告もあります。

もし、ジャンボタニシを飼育しているのであれば、通常のタニシ以上にメダカを食べる可能性は高まると言えるでしょう。

今までの話をまとめるとタニシはメダカを襲うわけではなく、水槽の掃除屋としての役割を担っていると言えるのです。

よってタニシとメダカの混泳は問題ありません。ただ、全くデメリットがない訳でもありませんのでタニシとメダカの混泳に対するメリット・デメリットも書いておきます。

タニシとメダカの水槽混泳メリット・デメリット

タニシとメダカの混泳は可能ですが、双方を混泳させることによるメリットとは何なのでしょうか?また、混泳によるデメリットはあるのでしょうか?

まず、メリットとしてはタニシの持つ水質浄化能力です。タニシは先にも記載しましたように水槽内の有機物を食べて分解します。

よってメダカのエサの食べ残しや糞などを分解し、微生物が食べやすいものへと変えていきます。

タニシを水槽やビオトープに入れておくことによって有機物が減り、水の腐敗や水質の悪化を抑制する効果が見込めるのです。

また、水槽内のコケなども食べますので、コケ取り生体としても活躍してくれます。

このようなことを聞くとタニシの存在は至れり尽くせりのように見えますが、あくまでもタニシは生態系のサイクルの一部を担っていることは忘れないでください。

そのことを忘れて生態系のバランスを崩してしまうとタニシを入れることがデメリットにもなりかねません。

事例を挙げると、タニシの水質浄化能力を過信し過ぎて水槽の水替えをサボったり、エサを沢山与え過ぎたりしてしまうことです。

確かにタニシには水質浄化をする力がありますが、水槽の水質は管理者がしっかり管理することが前提となります。

他にもタニシがコケ取りや水質浄化に良いと聞き、過剰な数のタニシを水槽内に入れてしまうと今度はタニシの糞が増えすぎたり、餌不足に陥ったりと違った問題も出てきてしまいます。

生態系の中には私たち動物などの消費者と植物などの生産者がおり、水草のような植物は増えれば増えるほど水質浄化には能力を発揮しますが、タニシは水質浄化に一役かっているといっても消費者ですので増えすぎれば生態系のバランスは崩れてしまうのです。

あくまでもメダカの数、タニシの数、バクテリアの繁殖具合、水槽の大きさなど色々な飼育条件を加味したうえでバランスの取れた混泳を心がけることが大切です。

メダカの稚魚(赤ちゃん)と卵を守る

最後にタニシを水槽に入れる際のメダカの繁殖についても触れておきます。

タニシはメダカを襲うことはないという話をしましたが、メダカの卵については不明な点も多いところです。完全な草食生物で無い限り、口に入るものであれば食べる可能性はあるのが生物本来の姿です。

よってメダカの卵や弱弱しい生まれたばかりの稚魚などは捕食対象となる可能性もあります。

メダカの繁殖率を高めたいのであれば卵や稚魚はタニシと隔離することをお勧めします。ただ、繁殖の話になるとタニシ以上に親メダカのほうが卵や稚魚を食べてしまうことが多いのでタニシの存在に関係なく必然的に隔離は行われているはずです。

もしくは自然の環境に似せたビオトープなどでは、自然の摂理に任せて淘汰されるものは淘汰されるまま、その中を生き延びたものだけを育てるという方法もあるかもしれません。

ちなみにメダカに限らず稚魚や卵を親魚から隔離する方法として産卵箱などが安価で販売されていますので、うまく利用することで別の水槽を用意する経費や手間などが省けます。




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