ミクロソリウムの育て方

ミクロソリウムの育て方についてご紹介いたします。
学名:Microsorium
適応水質:酸性~弱アルカリ性 中硬水
適応温度:22℃~28℃
育成難易度:やさしい
二酸化炭素添加:なくても育つ
水棲シダの仲間ミクロソリウム
ミクロソリウムはアジア原産の水棲シダの仲間で非常に環境適応能力が高く、光量・水温・水質ともに広範囲に適応します。
よって水草育成初心者の方にもお勧めの水草です。
ショップなどで流通しているミクロソリウムには幾つかの改良品種があり原種とするミクロソリウム・プテロプスをはじめミクロソリウム・ウィンデロフ、ミクロソリウム・トロピカ、ミクロソリウム・ナローリーフ、ミクロソリウム・ゴールデンなどがありますがどの種も大きく育成条件が違うわけではないのでここではまとめて説明いたします。
ミクロソリウムと照明の関係
ミクロソリウムは低光量でも育成可能なため水草レイアウトにて生長の早い水草の下や流木の影などに配置しても問題ありません。
底砂に植え込んでも生長しますが流木などに活着する性質があるため流木などに釣り糸などで巻きつけておくと数週間で根を張ります。
ミクロソリウムだけを配置した流木レイアウトなどでは強い照明は必要ありませんので弱めの光で落ち着いた感じの自然な雰囲気がある水槽レイアウトを作り上げることもできます。
ミクロソリウムは生長が比較的ゆっくりでいろいろなコケに見舞われやすいため水流に気を使い淀みなどができないようにすることが大切です。
コケの付着を予防する目的にコケ取り用のエビやオトシンなどをいれておくことも効果的です。
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シダ病と高水温

ミクロソリウムは環境適応能力に優れていると書きましたがシダの仲間であるため高水温と水質の悪化には弱い面があります。
水温が30℃を超えるような環境では葉が半透明になって枯れていくシダ病になりやすい面があります。
もしそのような症状を発見したときは多少もったいないですがその部分を大胆に切り取ってしまってください。
そのまま放置しておくと病気になった葉から感染して他の葉まで広がってしまいます。
ある程度生長すると葉の裏に胞子のうをつけそこから発芽をし子株をふやしていきますので大きくなってきたら切り取り株分けをしていけばどんどん増やすことができます。
今回はミクロソリウムの育て方についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。
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ミクロソリウム
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