グロッソスティグマの育て方・植え方やレイアウトのコツ
グロッソスティグマの育て方を知りたい。
グロッソスティグマを綺麗に育てたい。
グロッソスティグマがうまく育つ植え方を知りたい。
グロッソスティグマの絨毯を作りたい。
グロッソスティグマのレイアウトのコツを知りたい。
こんな方のためにグロッソスティグマの育て方やレイアウトのコツをご紹介いたします。
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グロッソスティグマの育て方
グロッソスティグマは初心者でも育てやすい前景草として非常に人気が高い水草です。
よって初めて前景草に挑戦する方にもお勧めの水草と言えます。
水槽の前景にグロッソスティグマを使用することで水槽前面に広々とした遊泳空間を作り出すことができます。
グロッソスティグマが順調に育つと水槽の前景に緑の絨毯を敷いたような光景が広がり、そのグリーンの絨毯が気泡をつける姿は素晴らしいものです。
しかし、グロッソスティグマが綺麗に育っていなければ綺麗なレイアウトを作ることもできませんので、まずはグロッソスティグマをしっかり育てられるように知識をつけましょう。
育成に対しては強めの光と豊富なco2が必要で光量が不足すると前景を這わずに立ち上がってしまいます。
立ち上がっても育っていればまだいいのですが、それ以上に光量不足の場合には立ち上がりもせずほとんど成長しない状態になってしまいます。
よってなによりもまず優先するべきは強い光の確保です。
照明を設置していない、もしくは明らかな光量不足を感じている場合には照明を購入しましょう。
グロッソスティグマは普通の有茎草よりも背丈が低い分、照明の光が届きにくい場所で育っているということを常に意識して光の確保をしましょう。
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光の問題をクリアできたら次はco2の確保です。
co2の添加システムを利用して照明点灯時にまずは1秒1滴からはじめてみましょう。
グロッソスティグマが順調に育ち始めると必要とするco2量も増えてきますので少しずつco2量を調整するようにします。
co2添加システムを使う方法が1番簡単で確実に安定したco2を供給することができることは間違いないですが、co2添加を躊躇している方はこちらの記事をご覧ください。
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グロッソスティグマを綺麗に育てるためには水温も大切な要素です。
水温が低すぎると光合成が活発にならないためどうしても成長が鈍ってしまいます。
グロッソスティグマに最適な水温は20℃~28℃です。
冬はヒーターを使い、夏は高水温対策を行いながらグロッソスティグマが好む水温を維持できるようにしましょう。
光、co2、水温の条件が揃うとグロッソスティグマの光合成が活発になり、どんどん新しい芽を出して増えていきます。
グロッソスティグマが新芽を出すようになったら一安心です。
グロッソスティグマは順調に育ち始めると非常に沢山の肥料を要求する水草でもありますので肥料についても検討が必要です。
ソイルの中にはアマゾニアのように豊富な腐植酸を含んでいるものもありますので栄養分を含んでいるソイルを使用していれば問題ありません。
肥料不足を感じるようでしたらソイルの中に固形肥料を入れてあげましょう。
肥料がしっかり足りていると名前の由来のとおりGlosso(舌のような)感じのぷりっとした緑鮮やかな葉を展開します。
逆に肥料不足になると葉が黄化したり薄っぺらい感じになってしまい見た目が貧弱な感じになってしまいます。
グロッソスティグマの葉が薄くペラペラな印象になってしまっていたら肥料不足です。
グロッソスティグマの植え方
グロッソスティグマはランナーや地下茎と呼ばれる横に伸びる茎で増えていきます。
よって購入したグロッソスティグマを広げてみると葉と根が一対になったものが連なっているのが分かるはずです。
グロッソスティグマを水槽に植える時にはこのランナーの部分にハサミを入れて株分けします。
葉と根を一対と考えて3、4株ごとにカットしてまとめて植え込むようにしましょう。
この時に1株ずつにカットして数株をまとめて植え込む方法もありますが、細かくカットしてあまりにも小さくし過ぎるとその後の成長が鈍ることがありますので数株ごとにカットすることをお勧めします。
グロッソスティグマを植える時にはピンセットでグロッソスティグマを上からつまみ、ソイルの中に突き刺すように植え込みます。
この時の植え込みが浅すぎるとすぐに抜けて浮いてしまいますので深めに植え込むのがコツです。
グロッソスティグマの葉が少しだけ見えているくらいで問題ありません。
グロッソスティグマの根がしっかり根付くことで土から栄養を吸収してどんどん成長していきますのでまずはしっかりと根付かせることが重要です。
グロッソスティグマの植え方の極論を言ってしまえばグロッソスティグマを株分けせずにまとめてソイルの上に置き、その上からソイルを被せて少しだけ葉が見え隠れしている状態を作ればそれでも問題なく成長するほどです。
グロッソスティグマを綺麗に育てる
グロッソスティグマの基本的な育て方がわかったところでさらに綺麗に育てるコツについてもご紹介します。
グロッソスティグマは先に説明しました条件をしっかり守っていれば元気に成長してくれます。
しかし、そのまま放置しておくと綺麗に育たなくなってしまいますので日々の管理も怠ることができません。
グロッソスティグマを綺麗に育てるコツは底床掃除とコケ対策、レイアウト管理です。
グロッソスティグマは底床の上に密集するように成長しますのでグロッソスティグマが元気に育つほど底床の上にゴミが溜まりやすくなってしまいます。
グロッソスティグマによって水流が行き渡らなくなった底床の上には餌の食べ残しや熱帯魚の糞などが溜まってしまいます。
これを放置しておくと水質が悪化してグロッソスティグマが調子を崩す原因となってしまいますのでこまめに掃除をしなければなりません。
水槽掃除用のポンプを利用してグロッソスティグマを軽く揺すりながら底床に溜まったゴミを吸い出すようにしましょう。
定期的に汚れを排出することで水質の悪化を防ぐことができ、コケの発生も同時に抑制することができます。
さらにヤマトヌマエビやオトシンクルスなどのコケを食べる生体を入れておくことでコケを防ぐことができます。
グロッソスティグマにコケが付着してしまうと見た目が悪くなってしまう上に葉を覆ってしまうと成長障害を起こすこともあります。
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グロッソスティグマのレイアウト管理
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グロッソスティグマのレイアウトを綺麗に維持するコツは
- 古くなった葉をトリミングする
- コケの付着した葉をトリミングする
- 重なり合った葉をトリミングする
このことを意識してこまめな管理を行うことで綺麗なレイアウトを維持することができます。
グロッソスティグマの育て方まとめ
- グロッソスティグマには強めの光が必要。
- 光とともにco2もしっかり確保すること。
- グロッソスティグマが好む水温は20℃〜28℃
- 光、co2、水温の条件が揃うと光合成が活発になる。
- グロッソスティグマが新芽を出すようになったら一安心。
- グロッソスティグマを元気に育てるには底床への固形肥料が効果的。
- 植え方のコツはしっかり深く植え込むこと。
- 綺麗に育てるには底床の掃除、コケ対策、レイアウト管理が大切。
- コケ対策にはヤマトヌマエビやオトシンクルス。
- 古い葉、黄化した葉、コケのついた葉はこまめにカットする。
今回はグロッソスティグマの育て方についてご紹介しました。皆様の水草育成の参考にしていただけると幸いです。