グロッソスティグマなどの前景草

ウォーターローンが溶ける・育たない・コケだらけ育成難易度が高い!?

2020年7月22日

ウォーターローンが溶ける・育たない・コケだらけ育成難易度が高い!?

ウォーターローン

ウォーターローンが生長しない。

枯れてしまう。

溶けてしまう。

コケだらけ。

そんなウォーターローンの育成トラブルについてご紹介いたします。

グロッソスティグマやヘアーグラスなどは問題なく育つのにウォーターローンだけがうまく育たない。

他の前景草に比べると意外と失敗が多いウォーターローンの育成。

ウォーターローンは育成難易度が高い水草なのか?

そんな疑問に対して問題を探していきましょう。

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ウォーターローンの育成難易度は高いのか?

ウォーターローンは前景草の中では適応できる環境に特徴があるため育成の知識がないまま始めてしまうと失敗する事が多い水草でもあります。

ただウォーターローンの特徴を理解し、好む環境を維持してあげれば決して育成難易度が高い水草ではありません。

ウォーターローンの育成において「強い光を好む」「co2の要求量も高い」ことなどは他の前景草にも言えることですのでウォーターの特徴と言えるものではありません。

それではウォーターローンがうまく育たない理由とも言えるウォーターローンの特徴について考えていきましょう。

ウォーターローンが育たない・溶ける理由

ウォーターローンが育たない・溶ける理由。

それはウォーターローンが好む環境を維持できていないからです。

好む環境でないと成長できないので結果的に溶けてしまう。

光合成がうまくできないと白化したり、葉が抜けたりしてしまうのはどの植物でも言えることです。

ウォーターローン特有の好む環境と特徴とは「富栄養化した水質が苦手」「植栽にはコロニーを意識する」「根張りが弱く抜けやすい」「低めのKHを好む」などが挙げられます。

ウォーターローンは過度に富栄養化した水質が苦手

まず、富栄養化した水質が苦手な理由としてウォーターローンが他の水草と違い食虫植物であることが大きな要因となっています。

食虫植物だから貧栄養価の場所で生きていくために栄養が豊富な環境ではうまく育たないのです。

そのことを知らずに他の前景草などと同じように水槽内の栄養価を高めてしまうと上手く育たないことが多いものです。

ウォーターローン単独で水草を立ち上げるのであれば、立ち上げ時にソイルの下に肥料はあまり入れないようにすることや立ち上げ時の換水頻度を高めにして水槽内の富栄養化を避けるようにする必要があります。

通常の水槽立ち上げでしたら普通に使用されるADAのパワーサンドなどもウォーターローンの場合には使用しない方が良いでしょう。

水槽内の富栄養化を避ける方がいいのでしたらと考えてソイルよりも砂を使用した方がいいのではという考え方もあります。

水槽内の栄養面で考えると確かにソイルには腐植酸が多く含まれている分、富栄養化しやすいので栄養となる腐植酸がほとんど含まれていない砂の方がお勧めということになります。

しかし、腐食酸には根の生長を促進する働きや植物体内の代謝を活性化させる働きがあるため少なすぎるのも問題です。

ソイルを使うとグロッソスティグマなどの水草の生長が非常に良いのはこのような働きが大きく影響しているからです。

また、ソイルにはウォーターローンの好む環境の一つでもある低めのKHを維持する効果もあります。

ウォーターローンは高いKHが苦手

砂や石組みに使用するレイアウト用の石の中にはKHを高める働きがあるものもありますので使用する際には確認が必要となってきます。

キューバパールグラスなどのパールグラスの仲間を育成するにはKHを高める働きはありがたいのですが、ウォーターローンには不向きと言えます。

このように育てたい水草と作りたいレイアウトには向き不向きがあることも覚えておくと今後のレイアウト作成のヒントとなります。

石組みレイアウトなどにウォーターローンをうまく取り入れている水槽などでは石の種類を吟味して水質に影響を与えにくい石を使用しているはずです。

硬度が高い水質はco2の溶解が悪く、ウォーターローンの生長の妨げになる場合があります。

ウォーターローンの育成には多めのco2、光量、さらに軟水であることが大切なポイントになります。

ウォーターローンがうまく育たない時は水質測定をして硬度を確認してみましょう。

ウォーターローンはまとめ植えしないと育ちにくい

次に植栽にはコロニーを意識するということですが、これははっきりとした理由はわかりません。

ただ、ウォーターローンに限っては数本ずつ植えていくよりもある程度まとめて植えた方がその後の生長が良い結果につながるという考え方があります。

簡単に試せるので植え込みの際に違った植え方をしてみるとその後の生長の違いが見られるはずです。

植栽量も大事な要素の一つで水槽に植える水草の量が少なすぎると上手く水槽が立ち上がらずにいつまでも水質が安定せず、その結果ウォーターローンも育ちにくくなってしまうということがありますので立ち上げ時の植栽量にも注意しましょう。

根張りが弱く抜けやすいのもウォーターローンの特徴

根張りが弱く抜けやすい点もウォーターローンが厄介な点の一つです。

根張りが弱い分すぐに抜けて浮いてしまうことも多々あります。

植え込みの際にはある程度まとめてピンセットで掴み、ソイルに深めに植え込むようにしましょう。

先端がちょこっと見えるか見えないかくらいまで植え込んで問題ありません。

逆に浅すぎるとすぐに抜けてしまいますのでいつまでも根付くことがなく、生長が遅くなってしまいます。

通常のソイルでは粒が大きすぎて植え難かったり、すぐに浮いてきてしまうことが多々あります。そのような時にはパウダーソイルと呼ばれる粒子の細かいソイルを植栽部に使用することで植えつけやすくなります。
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ウォーターローンがコケだらけ

元気に生長しない水草はコケだらけになってしまうものです。

特にウォーターローン単独水槽などでは他の水草による水質浄化もありませんのでコケに見舞われやすいというデメリットがあります。

ウォーターローンがコケだらけにならないようにするにはウォーターローンが好む環境を整え、生長を促進させてあげるしかありません。

換水頻度を高めにして貧栄養水質を保たないとコケにやられてしまうのでこまめな換水を行い、水質を維持してあげましょう。

コケ対策としてエビ類を投入する方法もありますが、先にも記載しましたようにウォーターローンは根張りが弱いためヤマトヌマエビなどの食欲旺盛なエビを入れてしまうと次から次へと引っこ抜かれてしまうこともあります。

よってコケ取り能力の面ではヤマトヌマエビより劣りますが、ミナミヌマエビの方が力が弱い分引き抜かれる心配は少なくて済みます。

それでも全く根付いていない植栽当初ではやはり引き抜かれてしまうため、植栽後ある程度時間をおいてウォーターローンの生長が確認できるようになってからエビ類を投入するようにしましょう。

水槽立ち上げ時のコケの蔓延を防ぐ方法としてミスト式で立ち上げる方法もあります。

ミスト式で立ち上げてから注水する方がウォーターローンの生長スイッチが入っているため、生長が良くなっているので管理がしやすいこともあります。

現在立ち上がっている水槽に新しくウォーターローンを追加するような場合には使えない方法ですが、新規にウォーターローン水槽を立ち上げる機会がありましたら検討してみるのも良いかもしれません。

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まとめ

ウォーターローンの育成において「強い光を好む」「co2の要求量も高い」

ウォーターローン特有の好む環境と特徴として「富栄養化した水質が苦手」「植栽にはコロニーを意識する」「根張りが弱く抜けやすい」「低めのKHを好む」

このことを常に意識してレイアウト構成や日々の水質管理を行っていけばウォーターローンも綺麗に育ってくれるはずです。

今回はウォーターローンが育たない理由についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

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