ミスト式立ち上げで注意したい照明時間・温度管理・注水タイミング

ミスト式立ち上げで注意したい照明時間・温度管理・注水タイミング

ミスト式立ち上げで注意したい照明時間・温度管理・注水タイミング

ミスト式水槽
ミスト式水槽

水草のミスト式立ち上げは立ち上げ初期のコケに悩まされることが少ないという点では非常に魅力的な水槽の立ち上げ方法です。

しかし、ミスト式にはミスト式なりの難しさや注意点があることも知っておきましょう。その中で照明時間・温度管理・注水タイミングの3つの項目についてご紹介致します。

ミスト式水槽立ち上げの注意点

ミスト式での水槽立ち上げにおいて細かい注意点は色々ありますが、照明時間と温度管理は特に大事な要素ですのでしっかり覚えておきたいものです。光(照明時間)と温度は水草が光合成を行ううえで特に大切な要素です。

光合成を行ううえでもう一つ大切な要素に二酸化炭素がありますが、ミスト式では水上育成と同じように考えて問題ありませんので特に二酸化炭素の添加などに気を配る必要はありません。

そしてミスト式特有の注意点のもう一つが注水タイミングです。注水タイミングが早過ぎればミスト式育成の意味が全く無いこともあります。逆に遅すぎるとカビや藍藻などに見舞われやすいという点もあります。

それではそれぞれの注意点について細かくご紹介いたします。

ミスト式水槽の照明時間

ミスト式水槽での照明時間については基本的には通常の水草水槽と同じように考えてもらえれば問題ありません。大切なことはしっかりとした明るさのある照明を規則正しく点灯させるということです。

光量が弱ければ水草の光合成がしっかり行われません。また、点灯時間がバラバラでは水草の体内リズムが狂ってしまいこれもまた生長障害を起こす原因になってしまいます。

点灯時間については春から初夏にかけての時期にお日様が出ている時間に近づけるのが理想です。ただ植物によっては朝日はしっかり当たることが望ましく夕日は避けた方が良いなどと言われますのでそう考えると10時間~長くても12時間くらいが良いでしょう。逆に8時間位でも育成に対しては問題ありません。

水草水槽では長時間の照明点灯はコケの発生に繋がるためお勧めできませんが、ミスト式で管理している間は多少長めでも問題ないのです。

また水槽内温度が適正温度に保てる時期でしたら窓際などに置き、自然光による育成でも育てることができます。ただ、自然光での育成では気温が上がる日には水槽内が蒸れてしまい水草が一気にダメになってしまうというリスクもありますので気温の変化には特に注意が必要です。

ミスト式水槽の温度管理

ミスト式水槽では水槽用ヒーターが使えないため温度管理が難しくなります。水槽内温度が低過ぎれば水草の生長が鈍り、高過ぎれば蒸れの原因にも繋がります。

通常の水草水槽であれば水を張って水槽用ヒーターをセットすれば水草の好む水温を維持してくれますのでその点では非常に簡単です。

しかしミスト式水槽では水槽の置いてある部屋の室温に影響されやすいため季節によってはエアコンなどを使用して安定した温度管理を行うことが求められます。

水草が調子良く育つ温度は最低でも20℃以上を保ち、理想としては24℃~28℃くらいの範囲で保つことです。このようなことから考えるとミスト式水槽での立ち上げには成功しやすい季節と難しい季節があることもご理解いただけると思います。

外気温が25℃くらいになる春から初夏にかけての時期は気温が安定しやすいため水草の生長も良くミスト式での立ち上げも成功しやすい時期とも言えます。

冬場などにはエアコンを使って室温管理をするかパネルヒーターなどで水槽を温めるようにしないと上手く水草が生長してくれません。ミスト式での育成で特に大切なのは底床内の温度です。常に水で湿っている底床は想像以上に温度が下がってしまうこともあります。底床の温度が低いと水草の根が生長できないため水草の生長そのものが止まってしまうこともあります。ガラス棒状の水温計などを使用し底床の温度も確認できるようにしておくと良いでしょう。

ミスト式水槽の注水タイミング

水草が順調に育ってくると必ず注水のタイミングを考えなければなりません。あまりにもミスト式水槽が綺麗に育ちそのまま育成したいという人にはテラリウムのような管理も出来ますが、ほとんどの人は水を張り水草の水景を楽しみたいはずです。

注水タイミングの理想は水草の水上葉が元気に生長している時です。逆に言えば1ヶ月経っても水草の生長が鈍い時には注水タイミングではありません。

水草が元気に生長しているときには根も順調に伸びていますので根張りも良くなり水を張っても浮いてしまうようなことはありません。また水草は体内に充分エネルギーを溜め込んでいるため注水による環境変化にも順応することができます。

注水のタイミングが早すぎると水を張った時に水草が浮いてしまう、環境の変化に順応できずに生長が止まってしまうなどの問題が起こりやすくなります。

ただ、長期間に渡っていつまでも水を張らない状態でいると今度はカビが生えてしまうなどの問題も出てきますのでミスト式で管理する期間は短い方が理想的なのです。水草の種類による生長度合いの違いもありますが、1ヶ月位で注水できるようになるのが理想です。

そのために水草が元気に生長するための環境維持に努めるようにしましょう。

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