水草の種類

ニューラージパールグラスが育たない・枯れる・コケだらけ

2019年11月18日

ニューラージパールグラスが育たない・枯れる・コケだらけ

ニューラージパールグラス

気泡をあげてキラキラと輝くニューラージパールグラス。

そんな水槽に憧れてニューラージパールグラスを購入してみたけれど、「育たない」、「枯れる」、「コケだらけ」、「葉が小さい」。

何故ニューラージパールグラスはうまく育たないのか?

育成難易度はそんなに高くないはずなのに?

こんなニューラージパールグラスの育成に関する疑問点についてご紹介いたします。

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ニューラージパールグラスが育たない

ニューラージパールグラスは育成難易度の高い水草ではないのですが、初心者向けの他の有茎系水草と比べると育成にちょっとしたコツが必要です。

まず、ニューラージパールグラスに限らず、ほとんどの水草がうまく育たないような環境の時には水草育成の根本が出来ていない可能性があります。

そんな時には水草の育て方を今一度確認してみてください。

逆に他の水草は育っているのにニューラージパールグラスだけが育たないようなケースについて話を進めていきましょう。

ニューラージパールグラスが枯れる

他の水草は育っているのにニューラージパールグラスだけがうまく育たず枯れてしまうケースについて問題点を探していきましょう。

他の水草が育つということは、水温や水質などの環境は水草が育つのに適正な環境を保てているはずです。

ニューラージパールグラスだけが特別な水温や水質を好むわけではありませんので。

そこで考えられる点は購入時のニューラージパールグラスの状態と光の量です。

購入したニューラージパールグラスを植え込む前に確認し、根が黒ずんでいないか、茎は傷んでいないかなどをチェックします。

ニューラージパールグラスに限らず、水草を今まで育っていた環境と違う環境で育てるということは、水草にとってかなりのストレスとなります。

そのストレスに耐え、新しい環境に適応するにはそれなりの体力を必要とするのです。

新しい環境に馴染むまでの期間が長すぎるとエネルギーを失い枯れてしまいます。

そのような状態を避けるにはできるだけ早く新しい環境に適応することが必要です。

環境適応能力を高めるには健康的な状態のニューラージパールグラスであることが絶対条件となってきます。

もし、傷んでいる根や茎があったらそのままにすると痛みが他の葉や茎、根にも広がっていってしまいますので、しっかりカットしてから綺麗な部分だけを埋め込むようにしましょう。

他の有茎系水草に比べてニューラージパールグラスは植え替えに弱い面があります。

植え替えを行うとしっかり根付くまで生長を止めてしまうことも多々ありますので、そのような時に状態が悪いとそのまま枯れてしまうのです。

逆に水槽導入初期にうまく育てられれば育成が難しい水草ではありません。

次に光の量について考えていきます。

ニューラージパールグラスはその色合いからもある程度推測できるように非常に多くの光を要求する水草です。

光量さえ確保できれば育成は難しくないのですが、逆を言えば必要な光量が確保できなければ生長障害を起こしやすい水草と言えるのです。

水槽内(水中)では空気中よりも光の透過率が悪いため、どうしてもニューラージパールグラスに照明の光が届きにくくなります。

ある程度背丈のある丈夫な有茎系水草はうまく光を取り込むことが出来て育つことができてもニューラージパールグラスには光量不足ということも稀にあります。

水槽の底までしっかり光が届いているか今一度照明を検討してみましょう。

もし、ニューラージパールグラスを埋め込まずに水面に浮かべたままでなら問題なく育つのなら、光量不足が原因かもしれません。

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最初は育っていたのに

初めのうちは水槽の環境に慣れ、元気よく育っていたニューラージパールグラスが年月を追うごとに徐々に枯れてしまう。

そんなケースについても触れておきましょう。

ニューラージパールグラスが下の方から徐々に枯れてくるような時には、栄養不足か底床の汚れが考えられます。

まず、栄養不良とは根から吸収される栄養が不足して茎が細くなったり、下葉から茶色くなって葉を落としたりします。

そのような時には底床に固形肥料を埋め込んで根からの栄養補給を助けてあげましょう。

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さらに底床が汚れていると根の通水性が悪くなり、正常に機能しなくなってしまいます。

部分的なソイルの入れ替えや定期的なソイル表面の掃除などを心がけましょう。

部分的なソイルの入れ替えは長年使ったソイルの栄養補給にもなるので効果的な方法とも言えます。

ニューラージパールグラスの葉が小さい

ニューラージパールグラスは育ってはいるけれどなんだか葉が小さい。

そんなニューラージパールグラスの葉が小さくなる理由は生長不良とトリミング頻度です。

どのような水草でもそうですが、しっかり二酸化炭素を取り込み光を浴びて光合成を行えれば葉は大きくなるものです。

逆にco2の添加をせずに育てると光合成に必要な二酸化炭素が不足するため葉が小さくなることがあります。

もう一つの理由がトリミング頻度です。

元気に育ったニューラージパールグラスを頻繁にトリミングすると出てくる葉が小さくなっていきます。

細かい葉のレイアウトで繊細さを出すには良い方法ですが、葉を大きくしたいのであればトリミング頻度を少し少なくすると徐々に大きな葉を展開するようになります。

ニューラージパールグラスと硬度

ニューラージパールグラスを育てる上で頭の片隅に置いておきたいことが硬度の保持です。

あまり過敏になることはないのですが、新しいソイルなどを使用していると腐植酸の影響が強く、硬度が低く保たれてしまうことがあります。

そのような水質になると適度な硬度を好むニューラージパールグラスはうまく育たずにいじけてしまうことがあります。

頻繁な水換えや石組みレイアウトなどで適度な硬度を保てるようにしましょう。

ニューラージパールグラスがコケだらけ

さて次は育つことは育っているんだけど、なんだかコケだらけで全然綺麗じゃない。

そんなコケに悩まされるケースについて問題点を探していきましょう。

ニューラージパールグラスがコケだらけになる原因は、コケの種類によって変わってくるのですが、よくある事例について話を進めていきます。

まず、葉に絡みつくような糸状コケの場合は水草購入時の付着による水槽内への持ち込みが大きな原因です。

明るい緑色の糸状コケは水質を改善しても無くなることはありませんので、コケを食べてくれるコケ対策生体に頼るしかありません。

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他には濃い緑色のようなドロドロしたコケの場合には底床周辺の水質の悪化が考えられます。

底床付近をプロホースなどでしっかり掃除し、餌の食べ残しや熱帯魚の糞が溜まらないようにしましょう。

さらに葉の表面に付着している細かいコケなどは古くなった葉に増えてくる傾向がありますので、定期的にトリミングを行い、コケの増殖を抑えるようにします。

ニューラージパールグラスは葉が細かく、密生させることで素晴らしいレイアウトを作り上げることができます。

しかし、その反面日頃のメンテナンスを怠るとコケや枯れなど問題が起きやすい水草とも言えるのです。

しっかりとした水草の日常管理を身につけ、綺麗なニューラージパールグラスの姿を維持できるように頑張ってください。

今回はニューラージパールグラスの育成問題についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

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