スポット状のガラスに付くコケ対策
水質が安定してきた水槽などでもガラス面に気がつくとスポット状のコケが付着していることがあります。
水槽の環境にもより1ヶ月くらいしてもあまり付着しない水槽もあれば1週間程度でポツポツと現れてくることもあります。
特定の発生原因はわかっていませんがコケである以上、肥料分や二酸化炭素の量、光りの強さには少なからず影響を受けるようです。
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ガラス面にスポット状につくコケの特徴
ガラス面にスポット状につくコケは水草が元気に育つ環境を好むコケでもあるので水草を育てていれば必ずと言っていいほど現れるコケでもあります。
繁殖力はさほど強くなく定期的メンテナンス程度で対応は可能です。
ガラス面や器具に付着したものはスポンジなどで擦ることで取除けますので水換え前にガラス面を擦ってから排水を行う習慣をつけておけば問題ないでしょう。
メンテナンスをサボると時間の経過と共に付着力が増し頑固なコケになってしまいますので注意が必要です。
クリプトコリネやアヌビナスなどのように生長の遅い水草や生長が早い水草でも下葉のように生長が止まってしまった葉などに付着することがありますがそのような時はトリミングにて切除するしかありません。
付着防止にオトシンクルスなどをいれておくと定期的に葉の表面を舐めるように掃除してくれますので効果的です。
同じようにガラス面に付着するコケでも写真のような茶色いコケはまた違う発生要因がありますので茶ゴケの対策方法をご確認ください。
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ガラス面に付着するコケには他にもまだまだあり、このようなコケの場合は栄養過多と強すぎる光が原因になります。
一つ目の原因として水草への肥料投与過剰が挙げられますので肥料の量を少なめにし換水を行い水槽内の栄養分を適正化することが必要です。
もう一つの発生要因が太陽光の差し込みなどによる強すぎる光が挙げられますのでカーテンや簾などを利用して太陽光が差し込まないような環境づくりをしましょう。
付着力はあまり強くないのでスポンジなどで簡単に取れるコケではあります。
コケ掃除を楽にしてくれる優れものグッツ
最後にコケ掃除を楽にしてくれる優れものグッツもいろいろと出ていますのでその辺もご紹介いたします。
ご自身の掃除スタイルや水槽の環境、水草の種類などを考慮して扱いやすいものを使用されると管理が随分と楽になるものです。
コケクロス
コケクロスは水槽のガラス面を掃除した際などに水槽内に散らばってしまうコケを最小限に抑えるように工夫された特殊素材のペーパークロスです。
折角掃除をしても水槽内にコケを散りばめてしまってはコケの増殖のきっかけを作ってしまうことにもなりかねません。そのためコケクロスによる吸着はコケ対策に効果があると言えるでしょう。
ガラス水槽だけではなくアクリル水槽にも優しいソフト加工ですので水槽の材質を気にせず使用できます。
コケ掃除 スポンジ手袋
コケ掃除スポンジ手袋は手にはめて使うスポンジで指の動きに合わせて自由自在に掃除ができる為にガラス面のコケは勿論、水草についたコケなども指で挟むように擦ることでとることができます。
またノビノビ素材のフリーサイズですので子供から大人まで男女問わず使用することができます。
今回はガラス面にスポット状につくコケについてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。