アンブリアの育て方
学名:limnophila sessiliflora
適応水質:酸性~弱アルカリ性 軟水~弱硬水
適応温度:18℃~30℃
育成難易度:やさしい
二酸化炭素添加:強制添加は無くても育ちますがあったほうが色鮮やかに育てる事ができます。
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アンブリアは金魚藻の代表種として知られているカボンバに姿形が似ていますがカボンバよりも葉が細く繊細なイメージを持っている水草です。
カボンバが対生葉を展開するのに対し、アンブリアの葉は輪生する為ボリューム感が出て見栄えのする水草でもあります。
また高光量、二酸化炭素濃度高めの環境ではアンブリアの魅力であるライトグリーンの葉に沢山の気泡をつけますのでセンタープランツとしても使える水草でもあります。
アンブリアの育て方
アンブリアは水草の中でも成長の早い水草ですので光合成に必要な光と二酸化炭素をしっかり確保してあげれば育成は容易です。
丈夫な水草ではありますが根がデリケートかつ新しい環境では発根が遅い為、植え替えに弱い面がありますので一度植えたら出来るだけ植え替えは控えるようにしてください。
この事からもわかるようにアンブリアの育成に対しては底砂の管理も重要な項目となり、底砂の環境が悪化すると根元から溶けるように枯れ出す事もありますので底砂にゴミを溜めないように定期的なクリーニングを行うようにしましょう。
また根からの栄養吸収が旺盛なため底砂用肥料を添加してあげることで葉や茎がしっかりとし、ひょろひょろした感じにならなくなります。
アンブリアが枯れる・溶ける
アンブリアを育成していると成長点の辺りが茶褐色になることがありますがこの現象は強い光を浴びた時に起こる色合いの変化ですので体調を崩しているわけではありません。
逆に成長点ではなく葉全体に茶色くなってくるような時には成長不良かコケの付着が考えられます。
新芽を盛んに出し成長はしているが古い葉が茶色くなるような時はコケの付着を疑いましょう。
このコケは水槽内の水質が安定していない時に現れるコケですのでアンブリアの育て方を意識するよりも水質管理に重点を置き管理を行うことが大切となります。
アンブリアの葉がバラバラになったり葉数が少なく寂しい感じになるときは環境の見直しが必要となってきます。
まず確認するべきは光の不足と水温です。
水草が光合成を行うにはその水草にあった光量を確保してあげることが大事で光量の確保ができたら光合成が活発に行われる水温管理が必要となります。
水草の種類により光合成を活発におこなう水温には差がありますが20度〜25度くらいの間に保たれていれば問題ありません。
冬場などでヒーターを入れていない水槽では水温が維持できないことがありますし、逆に夏場の高水温でも光合成は低下することがあります。
アンブリアの茎が溶けるように枯れてしまう場合は水質の悪化及び底砂の汚れを疑うようにしましょう。
アンブリアは育てやすい水草ではありますがあまりにも汚れた水ではやはり体調を崩しやすくなりますので定期的に水換えをおこない新鮮な水を保つようにしましょう。
水換えの周期はその水槽の容量や生態の数、ろ過能力によっても変わってきますので水槽の状況を確認しながらベストのタイミングを掴むようにしてください。
アンブリアの増やし方
アンブリアはある程度生長するまであまり脇芽を出さないためまずはしっかり生長させて水面近くまで伸ばしてあげます。
水面近くまで伸びたら根元より10cm程度を目安にカットしカットしたものは他の場所に植え替えてあげましょう。
残された水草から新しく新芽を出してさらに数を増やすことができます。
有茎系の水草の中には一度抜いてしまいカットをしてから差し戻した方が綺麗な水草を維持できる種類もありますがアンブリアの場所は植え替えに弱い面がありますので出来るだけその様な方法は避けた方がいいと言えます。
アンブリアの仲間
アンブリアの仲間にはアンブリアよりもさらに大きい葉を展開するインディアンジャイアントアンブリアやジャイアントアンブリアなどがあります。
ジャイアントアンブリアは普通のアンブリアよりもやや育成が難しいところがありますが基本的な管理項目は同じですのでアンブリアが上手く育つ環境が整ったらチャレンジしてみてください。
普通のアンブリアとの違いは大きな葉を維持するために強めの光と多めの二酸化炭素を要求しますのでその点に注意をし、さらに液肥を添加することにより鮮やかな色合いを保つ事ができます。
アンブリアもジャイアントアンブリアも同じですがこの種の水草は水上葉からなかなか水中葉を展開しないため水草ファームでも水中葉での育成が多くなっています。
水中葉は水上葉で管理するよりも若干管理が大変なためジャイアントアンブリアなどはショップによっては多少高価な水草として扱われる事もあります。
今回はアンブリアの育て方についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。
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