浮き草

アマゾンフロッグピッドの花や根の管理・トリミング

2020年6月6日

アマゾンフロッグピッドの花や根の管理・トリミング

アマゾンフロッグビット

アマゾンフロッグピッドは環境が良ければあまり手間をかけなくてもどんどん増えて行きますが、綺麗な状態を長年維持するには日常管理が不可欠です。

定期的なトリミングや根の管理、冬を迎える前の越冬の備えなどアマゾンフロッグピッドの日常の世話についてご紹介いたします。

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アマゾンフロッグピットのトリミングは大切

アマゾンフロッグピットのトリミングとは増え過ぎないように間引いたり、枯れた葉をカットしたりすることです。

枯れた葉をそのままにしておくと徐々に腐敗が始まり、水質を悪化させる要因にもなりますので枯れた葉はこまめに取り除くようにしましょう。

また、枯れていなくても古くなりコケなどの付着があるようなものもこまめに取り除くことで常に綺麗な葉だけを残すことができます。

アマゾンフロッグピットはトリミングを行わないとランナーを伸ばしどんどん増えていき、極端に増え過ぎると水面を覆ってしまうこともあります。

アマゾンフロッグピットが水面を覆ってしまうことによって起こる問題についても理解しておきましょう。

アマゾンフロッグピットが水面を覆い尽くすと起こる問題

アマゾンフロッグピットが水面を覆い尽くすと水中に光が届かなくなるため、水中の水草や植物プランクトンなどが光合成できなくなってしまい枯れてしまいます。

さらに水面では二酸化炭素や酸素が水中に溶け込んだり、気中に放出されたりするガス交換が行われていますが、アマゾンフロッグピットで覆ってしまうとそのような働きも阻害してしまい水中の酸素量不足が起こることもあります。

アマゾンフロッグピットが元気に生長する季節は気温が高い季節であり、水中の溶存酸素量も少なくなりがちな時期でもあります。

そのような時に水面のガス交換を阻害してしまうと水中で酸欠を起こすリスクを高めることになってしまいます。

そのため定期的なトリミングを行い、理想の環境を維持することが大切です。

トリミングの時期としてはアマゾンフロッグピットが元気に生長する季節、20℃以上の水温になる頃に行います。

トリミングの方法としては適度に間引くこと、古い葉を定期的に取り除くこと、伸び過ぎた根のトリミングを行います。

ガラス水槽なら横から眺めるものですのでアマゾンフロッグピットの根の生長も容易に観察できますが、屋外ビオトープなどでは意外と根の生長度合いに気がつきにくいものですので定期的に確認するようにしましょう。

アマゾンフロッグピットの根

アマゾンフロッグビットの根

アマゾンフロッグピットは葉の裏側から水面下に髭状の根を伸ばし底床まで下ろすこともあります。

アマゾンフロッグピットが元気に生長すると水面に見えている姿からは想像できないくらい長い根を密に伸ばすようになります。

伸び過ぎた根はお互いに絡み合い放置しておくと水中の遊泳スペースが限られてしまいます。

根をトリミングしても枯れることはなく、短くすることによって栄養吸収能力が落ちるため生長を遅らせる事ができます。

増え過ぎて困ってしまう時などは根を適度にカットして生長を遅らせる方法もあります。

極端な話、根を全てカットしてしまい葉と茎だけの状態にしてしまっては流石に枯れてしまいます。適度な長さで根を残し根の機能を損なわないようにすることが大切です。

メダカはアマゾンフロッグピットの根を食べることは少ないですが、金魚やミナミヌマエビなどは根を食べます。

また食欲旺盛な金魚は根だけでは足りないようで葉を食べてしまうこともあります。

よって増えすぎて困るような時は金魚水槽に入れてあげるのも一つの対策方法と言えるでしょう。

アマゾンフロッグピットの花

アマゾンフロッグピットの花には雄花と雌花があり、雌花は水面すれすれに白くて小さくモジャモジャした感じの花を咲かせます。

雄花は雌花より少し立ち上がるように茎を伸ばし花をつけます。

雄花雌花ともにお世辞にも艶やかな花とは言えない地味な感じの花をつけます。

ビオトープで浮草や水草の花を楽しみたいのであればアマゾンフロッグピットはあまりお勧めとは言えません。

花を楽しむのであれば別名ウォーターヒヤシンスとも呼ばれるホテイアオイがお勧めです。

さらには睡蓮なども本格的に始めてみると面白いものです。

アマゾンフロッグピットの越冬

アマゾンフロッグピットという名前から推測できるようにアマゾンフロッグピットは熱帯性の浮草です。

熱帯性の植物は基本的に暑さには強いですが寒さには弱い面があります。

生長に最適な気温は20℃位から28℃位と言われており、10℃を下回るようになったら早めに室内に取り込むようにしましょう。

室内の水槽などで冬のシーズンは育成をし、春になったらまた屋外に出してあげるようにすると寒さで枯れてしまうようなことはなくなります。

まとめ

アマゾンフロッグピットのような浮草はどうしてもビオトープなどでは脇役になりがちですが、メダカなどの生体とともに一緒に世話をしてあげることで健康的で綺麗な状態を保つことが出来ます。

毎日何かしらの世話をしなければいけないわけではありませんので、たまには様子を確認して世話をしてあげるようにしましょう。

今回はアマゾンフロッグピットの日々の管理についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

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