二酸化炭素(CO2)添加なしで水草を育てる方法

二酸化炭素(CO2)添加なしで水草を育てる方法

二酸化炭素(CO2)添加なしで水草を育てる方法

二酸化炭素の添加
二酸化炭素の添加

ネイチャーアクアリウムがブームとなった現在では水草を育てる為に二酸化炭素(CO2)の強制添加は当たり前のように使用されています。

しかしビギナーの方の中にはまだまだ二酸化炭素(CO2)の添加器具には抵抗がある、よく分からない、お金をかけたくないなどの理由から敬遠されている方も多いのも事実のようです。

そこでこんな疑問が・・・

二酸化炭素(CO2)の添加無しでは水草は育てられないのか?

二酸化炭素の添加無しで水草は育てられないのか

気泡をつける水草

答えはNOです。二酸化炭素(CO2)の添加無しでも水草を育てることは十分に可能です。ただ二酸化炭素の添加器具を使用して添加を行う事で水草育成の難易度がぐーんと下がる事や気泡を沢山つける光景などを見られるようになることは事実です。

また水槽の中に多くの種類の水草を沢山取り入れた茂みのような水景を維持するにもやはり二酸化炭素添加は強い味方となります。

誰しも知っていることとは思いますが水草は植物ですので光合成を行います。

よって二酸化炭素は言わば水草の主食となるものなのです。その二酸化炭素の供給量と水草による消費量のバランスを上手くとってあげることができれば二酸化炭素の添加無しでも十分に水草を育てることは可能となるわけです。

二酸化炭素(CO2)の供給量と消費量

自然界では二酸化炭素の添加などはもちろんされていませんので多くの生物によって二酸化炭素が供給されその二酸化炭素を利用して水草は生長しています。

では水槽の中ではどうすればいいのでしょうか。水草が求めるだけの二酸化炭素を維持するために熱帯魚やエビを沢山投入する。

この方法はあまりお勧めできません。なぜなら熱帯魚やエビなどは二酸化炭素を排出するだけでは無く糞もしますので水質の悪化につながってしまいます。

適度に熱帯魚やエビなどを投入する事はその糞などが濾過バクテリアの餌となり繁殖を促す効果はありますが過剰投入はリスクの方が多くなってしまいます。

自然界では広大な川の中に熱帯魚は存在し、多くの生物の糞でさえ分解できるだけの微生物が存在していますが閉鎖された空間である水槽内ではその働きをする微生物の量にも限界があります。

例を挙げると60cm標準水槽、60×30×36の体積の中に熱帯魚を100匹入れたとしましょう。自然の川でそんなに過密な川はあるでしょうか。そんな川があったらどこに網を入れても山のように熱帯魚がとれてしまう川になってしまいます。想像しただけでちょっと気持ち悪いですね。

あくまでも生態の量はその水槽における濾過能力を加味して検討しなければならないのです。

その点を無視して過剰投入すればすぐに水は汚れ、コケの蔓延につながってしまいますし、さらには生態そのものの生命を脅かす結果になることさえあるのです。

確かに熱帯魚やエビを沢山入れればそれだけ二酸化炭素は増えるでしょうがそのような方法では綺麗な水槽を長期的に維持することはほぼ不可能と言って間違ありません。

ではどうすれば二酸化炭素(CO2)の添加無しでも水草の求める二酸化炭素の量を確保することができるのでしょうか。

二酸化炭素の添加無しで水草を育てる方法

二酸化炭素の添加無しで水草を育てる方法は頻繁且つ適切な水換えにつきます。二酸化炭素は水に溶けやすい性質と水から逃げ出しやすい性質の両方を持ち合わせています。よって新鮮な水を水槽に投入する事で二酸化炭素を増やすことができるのです。

この方法は二酸化炭素の添加が主流となる以前よりよくショップなどで用いられた方法で頻繁な水換えを行う事で常に新しい水を取り入れ水槽内に二酸化炭素を供給していたのです。

水換え作業の回数を増やす事は手間が増えますが、その手間を惜しみ古い水で管理していては水草の求める二酸化炭素を供給する事はできません。まさしく餌を与えずにペットを飼育できますかと問われているようなものなのです。

水換えのタイミングは水草が光合成を行う照明点灯時が理想で逆に照明が消えている夜間などはあまり効果が見込めないかもしれません。

また照明消灯時は熱帯魚やエビなども休息の時ですので水換えなどであまり騒ぎ立てずにそっとしておいてあげた方がいいかもしれません。

水草を元気に育てるための種類と量

二酸化炭素の添加を行わずに水換えのみで対応する方法ですとどうしても添加方法に比べると水槽内の溶存二酸化炭素量は不足気味になる事は否めませんのであまり欲張ったレイアウトは控えるようにしましょう。

水草の量が多ければそれだけ二酸化炭素の消費量も多くなりますので水草同士で取り合いになってしまいその結果、照明点灯後時間の経過とともに二酸化炭素不足になってしまいますのでまずは少なめのレイアウトで水草がしっかり育つかどうかを確認してから徐々に種類や量を増やしていく方が上手くいくかもしれません。

気泡をつける水草
気泡をつける水草

ある程度その方法で水草を育ててみて水草の魅力にはまり、もっと色々な種類の水草を育てたい、こんなレイアウトを作ってみたいというような気持ちになったら二酸化炭素の添加を検討されてみるのもいいかもしれません。

二酸化炭素の添加を行うようになると今までには見られなかったような水草の生長スピードや鮮やかさに驚かされるはずです。

水草の生長の速さを測る指標の一つが気泡の量です。豊富な二酸化炭素を活発に取り込み光合成を行っている水草は多くの気泡を纏います。多くの気泡を纏った水草の姿は素晴らしいものです。

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