グロッソスティグマなどの前景草

小さなグロッソスティグマ!エラチネハイドロパイパーに挑戦

2019年11月11日

小さなグロッソスティグマ!エラチネハイドロパイパーに挑戦

ミニグロッソ

グロッソスティグマと言えば今やネイチャーアクアリウムの前景水草として非常に有名な水草ですが、そのグロッソスティグマをさらに小さくしたような水草があるのはご存知でしょうか。

通称ミニグロッソと言われいるエラチネハイドロパイパーで私の記憶の中ではこの水草は2013年頃に市場に出回った水草でその当時は非常に高価なうえに育成が難しい水草として話題となっていました。

今回はそんなエラチネハイドロパイパーに焦点を絞ってご紹介いたします。

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エラチネハイドロパイパーを育てる

エラチネハイドロパイパーはグロッソスティグマと同じ感覚で水槽に植え込むとあっという間に溶けてしまった。

枯れてしまったなどと言った話をよく耳にしました。

販売当時のメーカーの育成条件を見てみると適正水温 16°C〜26°C、pH 6.4〜7、KH 4〜8、GH 8〜12、「二酸化炭素は有り余るほど豊富に」となっています。

エラチネハイドロパイパーの生息域を確認してもヨーロッパや北米さらにはロシアなどとなっていますのでやはり硬水を好み、高温を嫌う水草のようです。

そんな環境で育成された水草を日本の環境、さらには南米水草主体の育成環境に投入しても確かに上手く育てることは難しいかもしれません。

硬度を上げる為に石組み水槽などに取り入れる方法もありましたがやはり上手くいかないと言った話をよく耳にしました。

このような事から環境の変化に弱い水草であることが推測できると思われます。

しかし市場に出回り始めてから2年も経つとある程度日本のショップによる育成も確立してきたようでエラチネハイドロパイパーも日本の環境に適応してきたようです。

昨今のcharmさんの育成条件などを確認してもpH 5〜7、GH 0〜6、KH 0〜6、水温20°C〜28°Cとなっていますので随分と育成条件は良くなってきたのではないでしょうか。

以前のヨーロッパから空輸されてきた水草に比べれば環境の変化は少なくて済みますので環境の急変による溶けや枯れの心配は少なくなっていると思われます。

よって以前は激難とまで言われたエラチネハイドロパイパーも今なら育てやすくなったと言えます。

そんなエラチネハイドロパイパーに挑戦されてみてはいかがでしょうか。

エラチネハイドロパイパーに似た水草

エラチネハイドロパイパーは2013年頃にトロピカ社のものとアヌビアス社で同じ名前で販売されていましたが品種がちがうようでした。

エラチネハイドロパイパーに似た水草でミクランテムムモンテカルロがあり、トロピカ社は後日、エラチネハイドロパイパーとして販売していた水草をミクランテムムモンテカルロに商品名変更をした経緯があるとの事です。

どちらかと言えばミクランテムムモンテカルロの方が育成が容易ですが、元気に生長するとグロッソスティグマと言うよりはキューバパールグラスのような見た目に近くなります。

見極め方法としてはエラチネハイドロパイパーはミニグロッソと言われるようにグロッソスティグマ特有の白っぽい茎と葉柄の長さが特徴で長めの葉柄から卵形の葉をつけます。

ミクランテムムモンテカルロは茎もパールグラスのように緑色になり、葉柄も短くなっています。

どちらの水草も葉が小さく可愛らしい水草ですので前景で綺麗に育てば魅力的な水草であることは間違いありません。

あまり品種を意識せずに育成してみるのもいいかもしれません。

今回は小さなグロッソスティグマ!エラチネハイドロパイパーについてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。

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