石巻貝は死んだらどうなる?石巻貝が動かない・寿命?
石巻貝が動かない。
死んでいる?寿命?
石巻貝は死んだらどうなるのだろう?
そんな石巻貝の状態や寿命についてご紹介いたします。
タニシが動かない。死んだらどうなる?同じ巻貝の仲間であるタニシにも共通する点がありますので参考にしてみてください。
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石巻貝の寿命
石巻貝の寿命は水槽飼育下では1年程度と言われています。
さらに購入時の石巻貝の大きさ(孵化してからの経過月日)によってはもっと短くなってしまうことさえあります。
石巻貝の寿命を初めて知る人にとってみれば1年は意外と短い期間かもしれません。
水槽飼育下では繁殖が難しいため増やして子孫繁栄させていくこともできません。
要するに考え方によっては石巻貝は短期間の使い捨てコケ取り生体と言われても仕方のない存在なのです。
石巻貝を購入する際には、短命な石巻貝とどのように付き合っていくかを考えて購入する必要があるでしょう。
石巻貝を水槽で飼育していると短期間で全滅してしまったり、まとまって数匹死んでしまうようなことがありますが、そのような時は寿命よりも飼育環境を疑うべきです。
寿命というものは個体差が必ずありますのでまとまって全滅などということはありえません。
他の石巻貝は元気に動いているのに1匹だけ死んでしまったなんていう時は寿命の可能性もあるでしょう。
石巻貝は死んだらどうなる
寿命であれ、飼育環境の問題であれ、石巻貝は死ぬとどうなるのか。
熱帯魚などと違い石巻貝は殻にこもってしまうこともありますし、一時的に動かなくなることもありますので死んでいるかどうか見極めるのも少々困難な時もあります。
いつまでも動かず怪しいと感じたら一度水槽から取り出してみましょう。
石巻貝を水槽から取り出して鼻を近づけてみて腐敗臭がしていたら死んでいます。
健康な石巻貝は腐ったような臭いを放つことはありません。
死んでしまったことに気がつかず放置しておくと腐敗が進み、水質の悪化を招きますのですぐに水槽から取り出さなければなりません。
よって常日頃から石巻貝の様子をチェックしておくようにしましょう。
石巻貝が動かない原因
石巻貝は死んでしまったらもちろん動きませんが、「動かない=死んでいる」わけではありません。
石巻貝が全く動かない時には石巻貝が動かない理由が必ずありますのでその理由が石巻貝にとって良くないことでしたら対策をしてあげる必要があります。
石巻貝は水質が合わないと動きが鈍くなり、殻にこもってしまうことがありますので石巻貝が好む水質を把握し、維持してあげるようにしましょう。
石巻貝が好む水質とは硬度が高めな弱アルカリ性の水質になります。
水槽内が水質の悪化により酸性に傾きすぎると調子を崩したり、最悪の場合殻がもろくなってしまうこともあります。
ご自身の水槽の水質がどのくらいの数値にあるのか把握できていない場合には水質測定を行い現状の水質を把握できるようにしましょう。
また、水槽内に攻撃的な熱帯魚がいると警戒して殻にこもったままになってしまうこともあります。
そのような時には熱帯魚と石巻貝の隔離を検討する必要もあります。
低水温と高水温の影響
ヒーターを使用し、水温を一定に保っている水槽であれば問題ありませんが、ヒーター不使用の水槽だと水温の問題も関係してきます。
冬場であれば10度以下、夏場であれば30℃をこえるような水温は石巻貝の適正水温から外れた水温となり、動きが鈍ることもあります。
石巻貝の状態異常まとめ
- 石巻貝の寿命は水槽飼育下で1年程度と意外と短い。
- 石巻貝が動かない=死んでしまったではない。
- 石巻貝を取り出して腐敗臭がしたら死んでしまっている。
- 石巻貝が好む水質は硬度が高めの弱アルカリ性の水質。
- 攻撃的な魚との混泳では殻にこもってしまうこともある。
- 低水温および高水温時にも殻にこもって動かなくなる。
今回は石巻貝の状態異常についてご紹介しました。皆様のアクアリウムライフの参考にしていただけると幸いです。
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