水草の光合成を活発にする波長と照明の色の関係・蛍光灯・LED

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光合成を活発にする波長

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光合成植物の光合成を活発にさせる要素は光だけではないのですが、ここでは光の重要性について説明させていただきます。

水草が元気に育つためには、その他の多くの要因が絡み合っていることをご理解ください。

まず水草育成に対しては、人の目で見て明るいから水草の光合成も活発になるとは限りません。

光には波長というものがあり、水草が光合成を活発に行う波長と人の目で見て明るいと感じる波長には多少ずれがあります。

これを分光光度といい、この分光光度を理解することが水草を元気に育てる照明を選ぶためには大切なことなのです。

以前は水草育成に使用する照明と言えば蛍光灯が定番でしたが、近年ではLEDが主流となってきており、蛍光灯とは違った光の特性をもっています。

蛍光灯ならさほど気にすることもなかった光の波長もLEDを使用する場合には気にかけなければいけない要素となっています。




水草の光合成と光の色

水草が光合成を活発に行うために必要な波長は350nm~450nm付近の青色っぽい波長と600nm~700nm付近の赤色っぽい波長といわれています。

この中で水草育成を目的とした照明は600nm~700nmを重視し利用しなければなりません。

空気中では青色っぽい波長域よりも赤色っぽい波長域のほうが透過しやすくなります。

これは朝日や夕日が赤く見えることから理解できます。

しかしながら水中ではまったく逆の現象がおきており、赤色っぽい波長域よりも青色っぽい波長域のほうが透過しやすいのです。

そのため水中で透過しにくい600nm~700nmを強くしてあげることで波長のバランスが取れるようになります。

このことを無視してただ明るいだけの蛍光灯を照射していると有茎系植物などが間延びをしてしまう原因になったり、コケ類の大発生要因になったりしてしまいます。

水草育成用の蛍光灯は観賞効果を高める目的と水草などの植物を育てるための要素をふまえており、植物育成用蛍光ランプなどと呼ばれ販売されています。

ここまでは少々難しい話になってしまい、照明の選び方に抵抗を覚えてしまう方もいるかもしれません。

ただ、近年では水草育成用の商品なども豊富に販売されるようになりましたので、あえて購入者側が波長を気にした選び方をしなくても植物育成用や水草育成用としてメーカーで光合成を意識した照明を販売してくれていますのでそのようなものを購入すれば安心でしょう。





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