水草水槽に液体肥料(液肥)カリウムを添加する理由とコケの抑制効果

水草水槽に液体肥料(液肥)カリウムを添加する理由とコケの抑制効果

水草水槽に液体肥料(液肥)カリウムを添加する理由とコケの抑制効果

液肥 カリウム

水草の液体肥料(液肥)には窒素を主成分とする肥料、カリウムを主成分とする肥料、ミネラル(微量元素)を主成分とする肥料、鉄を主成分とする肥料など様々です。

その中でもカリウムの添加は水草水槽にとって必須なのか?カリウムが水草水槽に与える影響とカリウムを添加することによって「コケの発生を抑制する効果がある」ことなどについてもご紹介致します。

液体肥料(液肥)は主成分をしっかり理解して使い分ける

水草の肥料は「肥料」と言った一括りでまとめて考えずに主成分をしっかり理解して使い分けることが大切です。

窒素は葉や茎を形成する栄養素なので不足すると葉が小さくなったり、色合いが薄いなどの問題が出てきます。ミネラルは植物の三大栄養の次に大事な微量元素です。

鉄は添加することで植物の色合いを良くする効果があり、赤系水草の色合いを鮮やかにできる、緑の水草の色合いも濃くなるなどの効果があります。

水槽の状態を常に確認して不足している栄養素を補うために必要な液肥を入れるようにする事が大切です。

もちろんカリウムにも水草にとってとても大切な働きがあります。

水草水槽にカリウムが必要な理由

カリウムは主に水草の根の生長に必要な栄養素とされており、カリウムが不足すると根付きが悪くなります。

水草などの植物が元気に生長するためには植物の三大必須栄養素でもある窒素、リン、カリウムがバランスよく必要となってきます。

水槽内では熱帯魚などの生体の排泄物や餌の食べ残しなどからリンは生成されるため敢えて肥料として添加する必要はありません。

水槽内でリンが過剰になるとリンを養分として生長する黒髭ゴケなとが増えやすくなってしまいます。

窒素も同じように餌の食べ残しなどから生成されますが、水草が沢山植えられている水槽などでは不足気味になるため不足分を補う意味でも水槽内に投入する必要があります。

カリウムは排泄物や餌の食べ残しなどから生成することができないため水槽内では絶対的に不足気味になります。

その不足気味となる栄養素を補うために液肥としてカリウムを添加することで水草の生長を促進させることができます。

コケが発生したらカリウムの添加を止めるべきか?

コケが発生するのは水槽内の栄養過多が原因であることが多く、コケが発生したら液肥の添加は止めるべき。

この考え方は間違いではありません。しかしカリウムに対してはコケが発生しても添加を止めずに添加を続けてください。

水槽内でのコケの栄養は窒素やリンですので窒素が含まれる液肥の添加は止めるべきですが、カリウムの添加を止めてしまうと水槽内の栄養バランスが崩れてしまい水草が上手く生長できなくなってしまいます。

その結果余ってしまった窒素やリンを養分としてコケが元気になってしまうのです。

液肥のカリウム添加でコケが減る

液体肥料(液肥)を入れ過ぎるとコケが生えてしまうことはネット上でもよく知られていることです。

ただ液肥の中でもカリウムは適正量添加することで水槽内のコケの発生を抑えることができるのです。

その理由は植物の三大必須栄養素である窒素、リン、カリウムが揃って初めて水草が栄養を吸収することができるからです。

カリウムが不足していると水草は窒素やリンも吸収することができません。

水草と違いコケ類はリンや窒素だけでも栄養として生長することができるため水槽内で余った窒素やリンはコケの栄養となってしまいます。

カリウムをしっかり添加することにより水槽内の栄養バランスを整えてあげるとその栄養を水草が吸収して生長するためコケに回る栄養が少なくなり、その結果コケを減らすことができるのです。

特に藍藻などのコケに対してはカリウムの添加は効果的です。

カリウムの添加だけではコケは駆除できない

理論的にはカリウムの添加はコケの抑制に効果的ですが、それだけやっていればコケが減るわけではありません。

水槽内のコケ対策には水槽内のトータルバランスが非常に重要です。水草がしっかり育つ設備が整っているか。水草が育ちやすい水質を維持できているか。水換えや餌やりなどの日々の世話は正しい方法と頻度で行われているかなど再確認してみましょう。

水槽環境のトータルバランスが取れた中でカリウムの添加を続けることで綺麗な水草水槽を維持することが出来るはずです。

まとめ

液体肥料は主成分とその効能をしっかり理解し、水槽に不足している栄養素を補う事が大切。

その中でもカリウムは水槽内で生成できないため常に不足気味になる。

栄養素のバランスが崩れるとコケが生えやすくなるので栄養素のバランスを意識する。

カリウムの添加は水草の生長に効果的であり、コケの抑制効果も期待できるが、大事なことは水槽内環境のトータルバランスを保つこと。

水槽内の環境を良好な状態に保ちつつ、カリウムを継続的に添加することで水草がすくすくと育ち、コケが少ない水槽を維持することができるのです。