アンモニアとアンモニウムイオンの関係
水質管理をしているとアンモニアが生態に非常によくないということはいろいろなところで聞くはずです。またアンモニアが熱帯魚などの排泄物から生成されていることもみなさんご存知だとおもわれます。
そのアンモニアはそれではどのくらいの量になると生態に影響を及ぼすのかというと0.25mg/l以上で長期的には有害とされ、3.0mg/lで環境に敏感な生態には致命傷とされています。アンモニアは水槽立上げ時などに検出されることが多いですがこれはまだ水槽内やろ過フィルター内に生物ろ過が確立していないために起こる症状です。実際に私がアクアソイルアマゾニアを使用し水槽を立ち上げた時は測定結果が3.0mg/lもありました。この数字は非常に危険な数字とされています。しかし水槽内の水草や熱帯魚は元気に育っていました。これにはアンモニアとアンモニウムイオンの関係があります。
Tetraのアンモニア試薬にもNH3/NH4+と記されていますがこれがアンモニアとアンモニウムイオンのことを指しアンモニアは非常に毒性が強く有害とされていますがアンモニウムイオンはアンモニアに比べると格段に危険度は下がります。よってアンモニウムイオンが大半を占めていればそれほど有害ではないこととなります。
アンモニア(NH3)は水に溶けやすく水に溶けると安定するために水素イオン(H+)と結合してアンモニウムイオン(NH4+)になります。水素イオンは酸性の水質に多く存在するためにPH6では99.9%がアンモニウムイオンになり、PH7では99.4%とされています。これがアルカリ性の水質になると水素イオン不足により多くのアンモニアがアンモニウムイオンに変化できなくなってしまいます。そうすると有害な成分が多くなるために生態は非常に危険な状態になってしまいます。
よって水槽立上げ時は特にPHの管理をこまめに行い水質が酸性を維持するような管理を心がける必要があります。また頻繁な換水により有害なアンモニアを人為的に水槽から排出することも重要となります。
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