水草の調子と掃除のタイミング
書籍やネットなどで調べてみると水草の育たない原因や苔の発生原因の多くは水質の悪化と謳われていることが多く問題が発生するとすぐに水槽内の掃除を行うアクアリストが多いようです。
確かに水質の悪化はトラブルの大きな要素であることは間違いではありません。しかしだからといってトラブル=掃除ではないのです。大事なことは水槽の状況を把握し適切な判断をした結果、掃除に行き着いたという流れが無くてはいけません。
上級者の方は掃除の意味を理解し必要だから掃除を行うのであってただ闇雲に掃除を行えばいいのではありません。水槽の掃除や水替えには大きなメリットがありますがデメリットも伴っているのです。例えば底砂の掃除は過剰な糞や食べかす、そこから分解されて発生した硝酸塩などの除去に大きな効果をもたらしますが逆に底砂に住み着いたろ過バクテリアへのダメージや底砂をかき混ぜることによって起きる肥料の散乱、水草の移動による根のダメージなどが挙げられます。
では実際にどうすればいいのかというとまずは毎日、時間があれば水槽内の様子や水草の状態を観察してください。毎日観察していれば必ず異変に気がつくはずです。
水槽内の問題には人為的作業にて改善される問題と時間の経過とともに改善される問題の二種類があります。人為的作業にての改善とは先に述べた掃除のことです。これは水草が明らかに根腐れや水質の悪化による萎縮など枯れる方向性を示すサインがてでいるときは効果的です。
次に時間の経過とともに改善される問題とは水草の生長不足やろ過バクテリアの繁殖不足によって起きる濁りや苔の発生などです。濁りの種類にもよりますが水槽内の濁りはろ過バクテリアが増えだせば徐々になくなってきますし水草につく髭状,糸状の明るいグリーンの苔などは肥料過多の要因が多いため水草が元気に生長し肥料の吸収量が増えれば減ってきます。またエビ類の投入などでも対策は可能です。
初心者に多い失敗が【いじり過ぎ】です。水草水槽の理想は自然の力をフルに活用することです。逆に人為的作業だけでは絶対と言っていいほど水草水槽は成功しません。苔がついたからすぐ掃除ではなく多少は苔が生えるのはあたりまえと受け止め水草の状態を見極めた処置が大切です。苔によって水草が枯れるようなら問題ですが苔がついていても水草が生き生きと生長しているのであればその環境は水草にとっていい環境ということになります。
まず水草が元気に育つ環境を理解してから苔に対する対策をとればいいのではないでしょうか?苔の発生を気にするあまり水草の生長を阻害していてはまったく意味がありませんので。 じっくり待つ!これが上級者のテクニックの一つです。
>>アクアソイル・アマゾニアの水質変化
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