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すみだ水族館 水のきらめき自然水景レポ後編

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ネイチャーアクアリウム

こちらの水槽の方が繊細な感じが作りやすくさらに有茎系水草を多く取り入れた水槽と違いレイアウトが崩れにくいのが特徴です。

私はどちらかというとこのような流木レイアウトの方が好きなレイアウトと言えます。

この2基の水槽をじっくり堪能して振り返ると!

前景にグロッソスティグマをメインとしたレイアウトのお手本ともいうべき大水槽が鎮座しています。

ネイチャーアクアリウム

ネイチャーアクアリウム

水族館には残念なことに水槽のサイズやそこに植えられている水草などの情報は特に記載されていませんのでその場で情報を得ることができません。

よって後日ネットで調べてみたのですがこの水槽幅7mの巨大水槽だとのことです。

あまりにも大きなレイアウトなので端から順にじっくり見ていきましょう。


全体的に3つの石組みレイアウトから構成されているこの水槽ですがまずは一番左側の石組みレイアウトから観察していきましょう。

ネイチャーアクアリウム

ネイチャーアクアリウム

ハイグロフィラ ピンナティフィダを多めに活着させ石に自然観をだしてありますね。そして所々に見えるのはミクロソリウムでしょうか。種類までは断定できませんが。

ネイチャーアクアリウム

そして後景にはハイグロとルドウィジアを使用し、有茎系水草をうまく取り入れています。ルドウィジアやハイグロの種は成長が速く水質浄化能力に優れているので水槽に入れておくと重宝するのですが中景や前景にもってきてしまうと下葉の枯れ込みやトリミングの際のカット面が目立ってしまいレイアウトの美観を損ねてしまうんですよね。

そこでこのように石などの物陰に植えこむのがレイアウトのセオリーとなっています。

ハイグロフィラやルドウィジアなどの有茎系水草の配置や密生度などを見るともしかしたら詫び草を後景に配置してあるのかもしれませんね。

その隣の隙間から顔を出しているのはミリオフィラム マトグロッセンセでしょうか。このレイアウト構成のこのポイントにミリオフィラム マトグロッセンセ??

ネイチャーアクアリウム

ちょっと違和感というか抵抗を感じる配置ですがそれもそれで面白いですね。

ネイチャーアクアリウム

そして前景と中景はブリクサとグロッソスティグマでまとめて岩組みからソイルまでの流れを自然に形成してあります。中景のブリクサの状態やグロッソスティグマの状態を見るとこの水槽は二酸化炭素濃度と光量を少々抑えてあるようですね。

確かにこのレイアウトで環境を整えすぎてしまうと有茎系水草の成長の早さによるオーバーハングとグロッソスティグマのトリミングの手間が半端ないはずです。

ADAの担当の方がどのくらいのペースでメンテナンスに来られているのかはわかりませんがメンテナンスの関係もあるのでしょう。

ネイチャーアクアリウム

そして中央付近にはグロッソスティグマの絨毯が形成され草原のような光景を作り出しています。グロッソスティグマを利用した岩組レイアウト、今や定番となっていますがこのようなレイアウトに憧れて水草育成を始められる方も非常に多いんですよね。

私も20年以上前でしょうか。グロッソスティグマやリシアの緑の絨毯に憧れて見よう見まねで水槽を管理していたような気がします。

ネイチャーアクアリウム

そんなグロッソスティグマの管理をしてくれているのがやはりミナミヌマエビ、オトシンクルス、サイアミーズフライングフォックスなどのコケ取り生態達です。

今やこれらコケ取り生態達なくして水草水槽はあり得ないと言えるほどどの水槽にも登場します。今回見学している水槽でもエンゼルフィッシュの入れられている水槽以外は全て彼らの活躍が見られます。

ネイチャーアクアリウム

これだけ大きな水槽ですので餌にも全く不自由しないのでしょう。オトシンクルスはどの個体もお腹をパンパンに膨らませて、サイアミーズは10cm以上に育った大型個体ばかりです。

ネイチャーアクアリウム

ショップなどで販売されているサイズのサイアミーズフライングフォックスをイメージしていると結構ビックリさせられるサイズかもしれません。

写真ではわかりずらいかもしれませんが近くを泳ぐカージナルテトラと比べてみてください。遥かにサイアミーズのほうが大きいことがわかるとおもいます。

ネイチャーアクアリウム

そしてこれが中央の石組み。

ネイチャーアクアリウム

右側の石組みと続きますが植えられている水草に違いはほとんどなく水草の種類をある程度制限することで統一感を出しレイアウトをまとめてあります。

水槽が広いからと言ってただ闇雲に多種多様な水草を配置すると賑やかさは増しますがレイアウトとしては非常にまとめにくいものとなってしまうのです。

このような構成も個人の水槽におけるレイアウト作成のヒントになるのではないでしょうか。


そして最後の水槽が浮葉性水草と活着性水草でまとめられた落ち着いた感じの水槽になります。

ネイチャーアクアリウム

左端から見ていきましょう。数種類のニムファを取り入れ流木にはボルビティスとアヌビアス類を活着させ自然観を作り上げています。ニムファの浮葉が水面に顔を出している感じがいいですね。

ネイチャーアクアリウム

ネイチャーアクアリウム

同じことを個人の水槽でやろうとするとすぐに水槽上部を葉で埋め尽くされてしまい、水中に光が届かなくなってしまうんですよね。大水槽だからできるレイアウトかもしれないですね。

ネイチャーアクアリウム

そして中央を広く開け、化粧砂を使用することでレイアウトに奥行きと明るさを作り遠近感を出しています。こうすることで水槽の前面に遊泳スペースができるためにエビや熱帯魚などが観賞しやすくなるうえに水槽が広く見えるんですよね。

これも水草レイアウトのテクニックの一つです。光景にブリクサを使用することで後景の高さもある程度抑えているのも特徴です。

先ほどのグロッソスティグマの水槽でもブリクサを使用し、中景を構成していましたがそちらのブリクサは多分、ブリクサショートリーフのほうでこちらのブリクサとは違う品種のものと思われます。

なのでこちらのブリクサのほうが背丈があり、後景に使用されているのでしょう。

ネイチャーアクアリウム

右端のレイアウトも左側と似たような構成となっています。大きく構成を変えずに微妙に品種やレイアウトを変えることで水槽内をまとめ上げている感じが伝わってきます。

これで『水のきらめき~自然水景~』ゾーンは終わりとなりますがすみだ水族館はこの他にもまだまだ見どころは満載ですので水草水槽の勉強を兼ねて水族館を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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