水草の水上葉(気中葉)と水中葉の違いと育てやすさ

水草の水上葉(気中葉)と水中葉の違いと育てやすさ

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水草の水上葉と水中葉

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ハイグロフィラポリスペルマの水上葉

自然界に自生する水草の多くは水深の浅い太陽光の届きやすい水辺に生息しています。このような場所は季節の移り変わりや天候の変化により水位の変動が激しいもので水草の多くはそのような環境の変化に順応できるように空気中で生活できる水上葉と水中で生活できる水中葉の二つの姿を使い分けることができます。

水中葉は明るい緑や赤といった鮮やかな色合いで柔らかい感じを受けるのに対し水上葉は一般的に濃い緑色の硬い葉になることが多いものです。

これは空気中での乾燥を防ぐ効果や有害な紫外線から身を守るために環境に適応した姿で空気中では赤色の波長が有効に利用できるため光合成色素として青緑色のクロロフィルが多く作られ濃い緑色になります。

逆に水中では赤い光は減衰しやすく青色の波長域をうまく利用した光合成がおこなわれた結果、水上では濃い緑色をしていた水草が水中では赤色や鮮やかなライトグリーンに変化したりするのです。

この様子が一番わかりやすい水草といえばニードルリーフなどでニードルリーフは水上では緑色の冴えない水草に見えますが水中では一変して名前のとおりニードルのような細い繊細な葉で鮮やかな赤色の独特な水草へと変化します。

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また水中と水上では水草を取り囲む媒体の特性も大きく違い水中では水上ではありえない浮力や根以外からの栄養吸収なども盛んに行われるようになります。その結果水草はしっかりとした茎や葉をもつ必要がなくなり水上葉よりも茎は細くなり葉は薄く広い感じに変わっていきます。

これらの変化は水草の種類によってさまざまですが生長の速い有茎系水草に顕著に現れるものでもあります。特に水中での環境の変化による水草への影響は水上よりも強く水質が悪化すればすぐに水草は調子を崩しますし、環境によってさまざまな姿を見せてくれることもあります。

ウォーターバコパの花

左の写真はウォーターバコパの水上葉ですが写真のように水中ではあまり見られない水草の花なども水上葉で楽しむことによりお目にかかることもできます。トリミングなどであまってしまった水草を庭や小鉢に植えて楽しむのも水草育成の隠れた楽しみの一つでもあります。

ショップなどで販売されている水草の多くは育成の容易度や輸送の耐久性などを考慮して水上葉で管理されていることが多いものです。このような水草を購入し水槽に入れると水草は環境の変化により水中葉を展開しはじめます。

そのときに種類によっては水上葉が枯れこむことなどもありその事を知らない初心者の方などは育成がうまくいっていないのか?などと悩んでしまうこともあるようですが水草が環境によって姿を変えることを理解し変化なのか調子が悪いのかをしっかり見極めることが必要となってきます。


ヘアーグラスの花

左の写真は前景水草として人気の高いヘアーグラスの花です。ショップなどで販売されているヘアーグラスなどをたまに見かけるとこのような花がついたまま水中に沈められているものを見かけます。ヘアーグラスは水中育成をおこなうと苔の被害を受けやすいため水上葉での管理が多いようです。水上葉を見分ける参考にしてみてください。

水中葉の調子の見分け方として参考例を挙げてみますとまずは色合いの良さ、人間で言えば顔色です。もともとの葉が枯れたりぼろぼろになりだしても新芽がしっかりでており、その新芽の色合いがよければ大丈夫です。ほかにも茎の様子を見て葉が悪くとも茎がしっかりしていれば環境になじんだ頃に新芽の展開がはじまります。

ここで注意しておかなければいけないことが茎の溶けや腐りで、黒ずんだりして茎が柔らかくなってくるとダメになってしまうことが多々ありますのでそのようなときは悪いところを早めにカットしてしまい健康な部分だけを残し見守ることが大切です。悪い部分を放っておくと回復することは無く水草全体がダメになってしまいます。

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水上葉と水中葉 どちらが育てやすい??

水草ファームやショップなどでは水草を水上葉で管理することが多いのですが実際にはどちらのほうが育成しやすいのでしょうか?

こればかりは対象となる水草の種類や水槽の環境、水上育成する環境などが絡んできますので何とも言えません。水草の種類によっては水上葉を展開しないものもありますのでそのような水草の場合には水中葉での育成しかありません。

水上育成が可能な水草であれば気温や湿度などが管理できれば水上葉のほうが育てやすいでしょう。冬場などでは論外ですが春先から初秋にかけての温かい季節であれば多くの水草は初心者でも水上育成が可能です。

もし購入した水草がなかなか水槽内で育たない、コケに見舞われてしまうなどのトラブルが続くようでしたら一度水上育成にて増やしてみるのも一つの選択しかもしれません。



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